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1- レス

【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】


[59]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:09.81 ID:05rRlL0l
ディアス「大道芸、大いに結構!」

ガッ!
クルルッ、ヒューン…

ジェンティーレ「………!!?」

ディアス「ピエロに負けた奴はピエロ以下なんだよ!覚えておきな!」

そして瞬時に後悔した。ディアスが足の間のボールを挟み、自分の前に蹴り上げてから頭上を越させ、
ヒールリフトの逆バージョンの様な動きで彼を突破した時思い知らされたのだ。自分の判断は完全に見透かされていたと。
省28

[60]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:21.45 ID:05rRlL0l
パスカル「(行ける!相手がヘルナンデスでも、ディアスなら大丈夫だ!)」

サトルステギ「(こぼれだまを押し込んで俺がヒーローだ!)」

この瞬間多くの者達がアルゼンチンの同点ゴールを予感した。ディアスが一対一に驚異的に
強いタイプだと言うのは有名な事実だったし、実際にアルゼンチンユースのゴールの半数近くが
このパターンで生まれてきたのだ。分かっていても対策が非常に難しい上に、なんとか弾く事に成功しても 省29

[61]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:37.66 ID:05rRlL0l
ディアス「(な…なんだこの感じ!?俺は焦っているのか!何故だ!有り得ないぞ!)」

途端にディアスは錯覚に囚われた。ヘルナンデスの体が何倍にも大きくなりゴールを塞いで行く錯覚に。
そんな筈は無い、ただ単に体格差でそう見えるだけだと理性が叫んでもその錯覚は消えない。

バシュルルルッ!

ヘルナンデス「ここだァアアッ!!」

バッ!
ガシィイイッ!
スタッ…

ディアス「な…なにィ!」

ヘルナンデス「フッ!」
省26

[62]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:43:11.98 ID:05rRlL0l
今夜はこれだけです。また明日お会いしましょう。

[63]創る名無しに見る名無し:2011/11/07(月) 10:43:56.99 ID:lnGvlgl8
乙でした
ディアスにも1点くらいは取ってほしいなー

[64]がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

[65]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:13:32.76 ID:Fw/0xzEK
シーーーン…

過去何度もその脅威を味わわせてくれたディアスの突撃が通用していないと言う衝撃的な場面を見た
全日本ユースの面々はほぼ全員がしばしの沈黙を強いられた。そしてそれを破ったのは日向のドスの効いた声だった。

日向「おい、葵」

葵「はっはい!?」

日向「テメエ抜かしていたな?ヘルナンデスに特に新しい武器はないと。これは何だって言うんだ?」

葵「えええっ!?な、何の事ですか一体!俺は何も隠したりしていませんよ!」
省23

[66]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:13:48.31 ID:Fw/0xzEK
若林「…そうか、そう言う事か」

次に口を開いたのは何かに気付いた表情の若林だった。普段は余り会話に参加せず
黙っている事が多い若林の唐突な発言に注目が集まり、視線で続きを促す。

若林「翼、お前はジャパンカップで俺に一対一を挑んだ時の事を覚えているか?」

翼「うん…あの時は若林くんに全ての動きを見切られていた気分だった。と言う事はまさか!?」
省36

[67]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:15:32.02 ID:Fw/0xzEK
バルバス「(ま、まさか…あの状況に持ち込めたディアスが止められるとは!こ、これではもう成す術が…
くっ、何がいけなかった!?私の、私のチーム育成は間違っていたと言うのか!!)」

ジョアン「(バルバスよ、お前は何も間違っていなかった。この世代のアルゼンチンユースは
ディアスを脅かせる者が居ない以上ディアスによるディアスの為のディアスのチームになって当然。
監督としてもそれが最善じゃ。事実我々イタリアユース以外が相手ならこうはならなかったじゃろう。 省40

[68]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:15:50.06 ID:Fw/0xzEK
ディアス「(こいつのパターンも大体分かってきた!奪えるまで何度でもトライしてやるさ!)」

アルシオン「(さて、まずは…)バンビーノ、マンチーニ!始めるぞ!」

バンビーノ「おう!」

マンチーニ「分かった!」

パーン!
ポンッ!
バシュッ!
バコッ!

ディアス「!?!」

ここまでディアス以上に高いキープ率を見せていたアルシオンは当然ディアスに執拗に狙われており、 省24

[69]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:16:15.09 ID:Fw/0xzEK
それはただの連続ワンツーではなかった。高速で縦横無尽に走りながらダイレクトワンツーを繰り返すだけなら
高度な技術ではあるが他にも出来る選手はいくらでも居る。ディアス自身パスカルと同じ事が出来る。

だがアルシオンが軸となって行われるそれは味方どころか敵まで操っていた。
ボールがある所には味方が必ず居て、敵はボールがない所に誘導されている。
敵味方の区別なくフィールダー全員がアルシオンの意思に従わされ動く様はまるで芸術… 省38


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