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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】


[703]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/20(火) 15:23:25 ID:???
イスラス「(…俺が…俺が伸ばす手の先は…)」

アリティアの絶対的エース、アベルの恋人であるエストを人質に取り、脅迫せよ。
彼女はあまりにも無防備だ。昏倒させ、担ぎ、自慢の俊足で逃げきる事は容易である。

イスラス「(俺の手は……)」

自分の手を握り締める手。その手は温かくなければならない。
優しくなければならない。暗く冷たい闇などではなく。暖かな、今目の前にあるような光でなければ。

イスラス「(クッ……クックック……俺は何を迷っていたんだろうなぁ……)」

中山が自分の意志を貫き通すように。ストラットがその心を進んで労るように。
バビントンが善意と悪意の狭間で恐怖するように。
自分も自分のやりたいことを選択すればいいだけなのだ。
結果的にその選択が間違いを招く結果になってしまったとしても。
自分が選び、それを見ていて応援してくれる人がいるならば、迷うことはない。

イスラス「(リブタ、三杉。…俺はもう二度とお前たちと共にサッカーができなくなるかもしれん。
     だが、それでも俺は……俺たちのサッカーを。オランダの誇り高きサッカーを。
     あの下衆野郎の加勢のためだけに汚してしまうのお断りなんだ。
     俺の手を握り続けてくれたあいつのためにも、俺はこの手を汚すわけにはいかない)」

イスラスはエストの背後に伸ばしかけた手を引っ込めると、鞄に入れてある仮面の感触を確かめる。
体に大きな負担を強いる闇のオーブの力を制御するための、今のイスラスにとっては命を守る大事なものだ。

イスラス「……邪魔なんだよな。視界は狭まるし。何より走っても風を顔で感じられん」


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0ch BBS 2007-01-24