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銀河シュナイダー伝説11 〜大望篇〜


[497]銀河シュナイダー伝説:2011/11/18(金) 18:06:50 ID:VhbS9uNc
リッテンハイム「はっはっは、任せておきたまえ。私は私を頼るものを無碍にするほど狭量ではないよ。
あの、ブラウンシュヴァイクとは違うからね」

そしてその礼を受けた本人もそう笑いながらも、その瞳は決して油断していなかった。
彼の予想ではシュナイダー子爵はもっとこちらへ媚び諂うものだと思っていたし、もし、
本当の意味でこちらへおもねるのであればもっと他の方法でこちらの気を引くような態度を取った可能性も
充分にあると踏んでいた。

しかし、彼の態度は所謂『社交辞令』から一歩も踏み出したものではなく、それがどういう意味であれ
関心を自身に向けさせるものではなかった。つまり、彼にとって侯爵位を持つリッテンハイムという
存在は、擦り寄るものでも敵対するものでもなく、他の路傍の石と同じ程度の価値しか認めていない
といっているように思えたのだ。


0ch BBS 2007-01-24