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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[573]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:00:21 ID:???
ボッシ「(よし……シュートレンジだ! ここしかない……時間が経つ程固くなるキーパーから点を奪うには、ここしかない!!)」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

ジョン「ああああああああああああああっとぉ!? これは凄い、ボッシ選手、DF達をするすると抜き去り……。
    PA内に入ったァ! そして、右足を大きく振りかぶるゥ!! これは入るか、ネオサーブルノワール!!」

観客「ボッシ! ボッシ! ボッシ!!」「いけー、ネオサーブルノワールだ!!」

萃香「ういぃ〜、酔いも適度に回ってきたよぅ〜……っと」
ボッシ「これが俺の……ネオサーブルノワールだァァァァアアアアアアアアアアアアッ!!!」

バコッ……ドカァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

観客たちの声援を背に、さとりの――仲間たちの期待を胸に、ボッシは大きく振りかぶった右足を強く打ち下ろした。
瞬間、ボールは鈍い音を立てながら射出され小さく弧を描きながらゴールへと突き進んでゆく。

ボッシ「(か、会心の当たりだ! これなら……!!)」

ここまで見事に突破をしてきたボッシは波に乗っていたのか、この時のネオサーブルノワールは会心のインパクトで撃てた。
スピードも破壊力も、ナポレオンのハイメガキャノンシュートにはまるで敵わない。
だが、それでも自分に持てる最大限の力で撃てたこのシュート。
これならばきっと入る、これが入らなければきっとこの試合何をやっても自分はゴール出来ない。
そう思う程に、ボッシはこの一撃に自信を持っていた。

ピエール「(決まった……!)」
こいし「(やった! これで1点リード! 後は守り切れば私たちの勝ちだ!!)」

それは周囲の者たちも同じだった。
しかし、結果は違った。


0ch BBS 2007-01-24