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1- レス

【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[574]森崎名無しさん:2011/11/26(土) 02:00:41 ID:???
ハットトリックなら間違いなくいける

[575]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:01:54 ID:???
萃香「鬼を……舐めるんじゃァないッ!!」

ブォンッ! ドガバチィイイイイイイイイイイイインッ!!

ボッシ「な……」

その小さな腕を振りかざしながら、ボールに向けて飛びかかった萃香。
渾身の力を持って振るうその右腕は適格にボールを射抜き。
鬼の一撃を受けたボールは轟音を立てながら、大きく弾き飛ばされたのだった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
省66

[576]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:03:17 ID:???
強い者に憧れ、並び立ちたいと願ったFWと、強い者以外には興味の無いGK。
両者の勝負は後者に軍配が上がり……それと同時に試合は一気に勝者側の方へと傾く。

タタタタタタタタタッ

ドゴール「ムガーッ!」
ビクトリーノ「やらせるかよ、っと。 それっ!」

ポーンッ

文「はーい、ナイスパスですキャプテンさん!」
こいし「あんたは私が……!」
文「(こいつをかわすのは骨ですからねぇ……危ない勝負はしないが吉)はいどうぞ」
こいし「あーっ、逃げた!」 省45

[577]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:04:23 ID:???
ビルト「(よし、なんとかセンタリングを上げられる位置までこれたが……)」
文「ビルトさん、ハイボールを!」
ビルト「(ん? アヤが自分でボールを要求するのは珍しいな……やらせてみるか)それっ!」

その後、ウルグアイ右ボランチ――ビルトはボールを持ったまま右サイドを駆け上がり、ボールを要求する文へとセンタリングを出す。
自らがゴールを奪う事には興味があまり無く、人を立てるアシストを好む文にしては珍しいこの事に。 省48

[578]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:05:57 ID:???
ビクトリーノ「でかした、アヤ! 決めてやるぜェッ!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ジョン「あ、ああああああああああああああっ!? これはまずい、フランス!
    なんとFWのビクトリーノ選手が、左サイドまで流れています! 完全にフリーだァ!!
    そしてビクトリーノ選手、ボールを持った瞬間、素早くミドルシュートの体勢を取る!」

この一連の流れは、ハーフタイム中にビクトリーノと文の間で交わされた作戦である。 省60

[579]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:07:20 ID:???
ビクトリーノ「(構うもんか! いくらなんだってあんな無茶な姿勢で止められる訳ねぇ!!)」

その光景を見て、ビクトリーノはそう判断をした。
実際、慌ててブロックに飛んできたように見えるブラボーの体勢はバラバラ。
辛うじて足を突きだすような形でボールに触ろうとしており、最悪オウンゴールになりそうなブロックだったのだ。
故に、彼はこの後、自らの身に降りかかる災難をこの時はまるで予期できていなかった。

ブンッ!!

勇儀「? なんのつもりだい?」 省26

[580]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:08:42 ID:???
ブラボー「シルバースキンッ!」

ガチィッ……

ブラボー「……リバースッ!!!!!!」

ブォッ……グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!

勇儀「な……!?」
文「にィ!?」

ブラボーはビクトリーノのパンサーファングを、そのまま綺麗に"打ち返した"。
ブロックにかけて非凡な才を持つブラボーの奥の手――「シルバースキン・リバース」。 省42

[581]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:09:58 ID:???
だが、まだウルグアイのピンチは続いていた。
萃香が辛うじてゴールを守ったものの、それは本当に辛うじて――ボールは遠くに弾く事も出来ず、零れ球となったのだ。
それでも、本来ならばピンチではない。
低く守っていたフランスがこのボールをフォロー出来る筈もなかったのだから、DFがフォローしてクリアーすればいいだけの話だった。
……本来ならば。

テンテンテン…… コロッ

ボッシ「………………え?」
萃香「!?!?!???」
省63

[582]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:11:19 ID:???
萃香「くっ……ボールを……返してもらうぞ!」

ダッ!!

これを見て、萃香は素早く飛び出した。
体勢を崩しながらもボッシに襲い掛かり、両手を伸ばしてボールを奪いに向かったのである。

ドクンッ ドクンッ ドクンッ

ボッシ「(ま、マズイ! ボールを奪われる! やばい、やばい、やばい……!!)」

心拍数が上がり、呼吸が荒くなり、ボッシは思わず視線を萃香から外した。 省40

[583]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:12:59 ID:???
それは驚きでもなく、純粋な喜びだった。
ナポレオンにストライカーだと認めてもらえた――ボッシにとって、それは何よりもうれしい事実だった。

ボッシ「(ナポレオンが俺をストライカーだって言ってくれた……! そうだ……俺は……!!)」

シュッ!

萃香「!?」
ボッシ「へぼでもへっぽこでも……フランスJrユースのストライカーなんだァァァアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

シュパァァァアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
省56


0ch BBS 2007-01-24