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11人の戦士たち
[470]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2011/12/19(月) 02:00:02 ID:???
そして、一同はレティの言葉に納得をしつつ……それぞれ帰り支度を始めた。
それを横目で見ながら、歯噛みをしていたのは滝。
滝「(俺に来生程でもシュート力があればいいんだがなぁ……くそっ!)」
ナズーリンとレティが何とか纏めてくれたものの、滝の心には先ほどまでのチームメイトたちの落胆の声が突き刺さっていた。
即ち、FWなのにどうしてシュートが撃てないのか――というものである。
幼い頃からウイングとして活躍をし、常にだれかをアシストする事で結果を得てきた滝。
しかし、それが通用をしていたのはあくまでも国内の試合だけであった事を彼は誰よりも知っていた。
勿論ウイングの仕事も重要である。
サイドを駆け上がってチャンスを作り、アシストをするのは縁の下の力持ちと言える仕事。
それを彼は誇りにも思っていたが、さりとてそれだけでは世界では戦えないと考えていただけである。
だが、どれだけ変わろうと思っても――そもそもあまり体格に恵まれていない自分ではキック力を生み出せない。
必殺シュートのセンスも、然程無いだろうと思っていた。
ナズーリン「同士滝よ、帰ろう」
滝「う……あ、ああ」
己の弱点をチームメイトに指摘され落胆していた滝だが、ナズーリンに声をかけられると平静を装い、そのまま共に帰路についた。
そして、その道中――。
ナズーリン「同士滝、悩む暇があるなら……動いた方が事態が好転する時もあるぞ」
滝「え?」
不意にナズーリンが口を開き、滝は思わず間抜けに声をあげた。
それを聞いてクスリと笑いつつ……ナズーリンは自分より身長の高い滝の肩に手をかけ、更に続けた。
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0ch BBS 2007-01-24