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1- レス

【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】


[808]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:18:44 ID:???

ダラピッコラ「ああー、まあそう言ってくれるのは有り難いけどよ…
        まともな教養もないヤツじゃ説得力が無い気がしてな。」

三杉「えっ?」

ダラピッコラ「ほら…アレだよ。 オレが将来カルチョスターになってさ…そんでアレの撲滅とか言い出しても…」

三杉「なるほど…(理解した。)」

レントゥルス「なんかロマーノはさ、スターになれたとしてもバカ王子みたいのは嫌なんだって。」

三杉「えっと…バカ王子と言うと……」
省5

[809]バカ王子って言うと? ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:20:48 ID:???


                 _, -‐‐、,r'レ‐−−- 、
             ,r‐''´ ̄ ̄`ヽ、// ̄ > 、 `ヽ、
            ノァ´ / ̄ ̄\V ///二コ   l ヽ
           //_,//,ィヘヽヽヽ|,i{ レ'/r'二ー{. n lヽ,i
            {,// ,イ//三        ´ ̄ー} j | | l|
           l! ! /l|l E             !l } i |l 省62

[810]バカ王子って言うと? ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:22:05 ID:???
         ____
        /― ― \
      /(●)  (●) \       .バカなのに釈迦……
     /   (__人__)     \      よくわかんない名前の選手だお
      |    ` ⌒´      |      
      \           /
        /         \
       |              )
.     |  |         /  /
       |   |       /  / | 省54

[811]バカ王子って言うと? ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:23:16 ID:???

        ∧
      ∧  ∧
     ∧    ∧
    ∧      ∧
   ∧        ∧
  ∧          ∧  
  ∧/ \  /\    ∧   
  | .|   ∨   \  ∧  
  | .| ─ 、 ─ 、 ヽ |  /  
  ヽ|  ・|・  |─ |___/ 
   |` - c`─ ′  6 l    
__.ヽ (____  ,-′__ 
\││ヽ ___ /ヽ│││/  
  \ |? ̄  │    .?│/   省8

[812]バカ王子って言うと? ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:24:17 ID:???
         ___
        / .u   \       ちょ…! 確かに愛すべきバカ王子って感じするけども!
      /((○)) ((○))\       このどっちつかずなパクリ方といい、完成度の低さといい…
/⌒)⌒)⌒).::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)  こんなゲリラ商法で大丈夫なのかお!?
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/ 省38

[813]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:25:31 ID:???

ダラピッコラ「ハハ まっ、そんな感じだ。 とにかくミスギも夜食なんだろ?
        パスタだったらオレがパパッと作ってやるよ。」

三杉「えっ、いいのかい?」

ダラピッコラ「ついでだからな。」

言うが早いか、ダラピッコラは調理場の奥に入っていく。
冷蔵庫からソースの具材(と思われる)を取り出し、フライパンへと油を布いた。

レントゥルス「ロマーノのパスタは美っ味いぜー?」

三杉「それは楽しみだな、どんなパスタが出てくるんだろうか?」
省4

[814]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:27:09 ID:???

ダラピッコラ「そら出来たぞ、皿寄越せ。」

レントゥルス「ひゃっほーぅ!」

三杉「早い! 随分と手際がいいんだな。」

ダラピッコラ「へへ、料理はスピードも値段のうちだぜ?」

ニカリとした笑顔でダラピッコラはパスタを盛り付け、調理具を洗い場へと投げ込む。
返す刀で食卓へ跳び込むと同時に、三人で『いただきますアーメン』をしたのだった。

三杉「むむ、これは…!」

ダラピッコラのパスタは魚の風味に酸味を効かせており、ハッキリ言って美味であった。 省10

[815]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:28:16 ID:???

言われて三杉は思い出した。 二人の両親は漁町でパスタ屋さんを営んでいたと、以前にダラピから聞いたのだ。
どうやらダラピッコラは両親の味を再現してみせたようだった。
確かに店で出てもおかしくない程の出来である。

会話は一先ずそれだけで、三人は黙々と料理へと対し…そしてアッと言う間に平らげてしまった。
少しばかり腹をふくらませたかっただけの三杉にとって、これは予想外すぎる至福のパスタと言える。
省24

[816]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:29:19 ID:???

<ミラノ ACミラン・クラブハウス>

デ・ニーロ「…チームの状態がズタズタとは言え、相手はつい先月にプリマヴェーラ王者になった奴等だ。
       順当に考えればこちらが格下の立場である事を心得ておけ。 それも逆に考えれば、お前達には
       相手から学ぶ事が沢山あるという事でもある。 是非今回の機会を飛躍の切っ掛けとしろ。」

ミラン・プリマヴェーラでは週末のテストマッチ…当然ながらヴィオラとの試合へ向けたミーティングが行われた。 省26

[817]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:30:28 ID:???

ファルコーニ「マンフレディーニさん。」

バンビーノ「ん…アンドレアか、どうした?」

ファルコーニ「今度のテストマッチはマンフレディーニさんが監督に進言したと聞いています。」

バンビーノ「ああ、確かに監督へ薦めた。」

ファルコーニ「何の為です? セリエC2の、今後対戦機会のありそうもないチームと何故…
        彼等に塩でも送っているつもりですか? それともあのチームに未練でも?」
省21

[818]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/13(火) 12:31:31 ID:???

バンビーノ「言っておくが、オレはそれほどロマンチストじゃない。
       フィオレンティーナに未練を残すくらいなら、チームを離れはしなかった。」

ファルコーニ「…………」

バンビーノ「オレにとってはアズーリが全てに優先される。
       Wトーナメントでアズーリを優勝させるという唯一無比の目的がな。」

ファルコーニ「ミランよりも…ですか?」

バンビーノ「(むっ…)ミランよりもだ。」
省26


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