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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[809]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:16:36 ID:???
パチュリーの初見の感想は、ユーノの魔法使いとしての実力はそう高くはないというものだった。
実際、ユーノの魔力量―― 魔法使いとしての魔法を使う為のエネルギー量というのは、然程多くは無い。
パチュリーと比較をすれば、正に雲泥の差である。
だが、そのユーノの魔法を使う所を実際に見て……パチュリーは考えを改めた。
ユーノの魔力量は確かに低い……しかし、ユーノはそれを補うだけの技術があると認識したのである。

ユーノ「ただいま、佐野君」
佐野「おっ、お帰りユーノ君。 なんかめっちゃ凄い魔法とか使ってたな、パチュリーと小悪魔驚いてたぞ」
ユーノ「そんな……大した事はしてないよ。 それより佐野君、それは?」
佐野「おお、サッカー関連の本探してたら、なんか人形がより効率的にサッカー出来る本とかいうのを見つけてな。
   必要そうな所だけ写して、次回の練習で水銀燈の奴にでも教えてやろうかと思って……」

数時間後、ようやく佐野が本の写しを完成させた頃。
タイミング良くユーノが佐野達のいる机まで戻り、両者は顔を見合わせてニコリと笑う。
その際、ユーノは佐野から凄い魔法を使っていた……と言われ、そんな事は無いと困ったような顔で否定するのだが……。

パチュリー「ユーノ」
ユーノ「……? 何かな、パチュリー」

そんなユーノに対し、相も変わらず本に視線を向けたままのパチュリーが声をかける。
凛とした冷たさを感じる声は、しかしよく通り。
ユーノは佐野との談笑の合間、ふい、と顔をパチュリーに向けて続きを聞こうとする。

パチュリー「またいつでも来なさい。 この図書館は、必要とする者には常に解放されているわ。
      ……最低限の礼儀を弁えていれば、の話だけど」
ユーノ「? う、うん。 ありがとう」

あまり言葉を交わしてはいないが、それでも何となくパチュリーが「人嫌い」な性格をしているという事は判別がつく。
そんなパチュリーが、いつでも来てもいいという言葉を吐いた事にユーノは少々驚くのだが……。
それでも、実にありがたい言葉だと受け止め、笑顔で感謝の意を伝える。


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0ch BBS 2007-01-24