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【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】


[173]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/03/10(土) 22:15:30 ID:???
バンビーノ「(……そうだ。お前が今口にしたように、俺もまたお前たち日本に対して勝手なイメージを抱いていた……)」

彼の柔和な表情を司る細い目をきゅっと吊り上げ、バンビーノはこれまでの自分を振り返っていた。




5年前。世界jrユース大会の会場にて、バンビーノは怪我によりチーム合流は叶わなかったとは言え、
観客席からチームメイトたちの応援をしていた。そして屈辱的な敗北を喫した自国の無残を見守ることになる。

バンビーノ「(ちくしょう……貴様ら弱小国ごときが。こんなの何かの間違いだ!)」

高慢な演説をする日本jrユースキャプテンの顔に呪詛の言葉を吐きながら、その場を後にする。
この怪我を治し、いつかかならずリベンジを果たすと強く心に誓った。

バンビーノ「(そして3年後。結局俺の治療は間に合わず、失踪したストラットも戻らずで
      イタリアユースは再び主力抜きで大会を戦うことを余儀なくされた)」

結果は惨敗に次ぐ惨敗。予選リーグすら通過できずに、涙を飲んで自国へと引き返した。
2度目の屈辱。もはや聞きなれた感のある周囲からのバッシングに拳を震わす毎日が続く。

バンビーノ「(この世界のサッカー場性は変わった。少なくとも俺たちの世代の力加減は大きく変動していった)」

ブラジル、ドイツの2強にアルゼンチン、オランダ、ウルグアイなどが続く。
そしてこの強豪グループの中に新しくねじ込んで入ってきたのが日本だった。
かつて弱小国と侮り、バカにして鼻にも掛けない態度で見下してきた相手たちだ。

バンビーノ「(今なら……今なら分かる気がする。なぜお前があの場所で、あのような発言をしたのかを)」

常に蔑まれ、弱小国というレッテルを貼り付けられていた長い期間を耐えた末の栄光。
歓喜に震えないはずがない。有頂天にならないわけがない。この勝利のために必死に彼らは練習を積み重ねてきたのだろうから。


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0ch BBS 2007-01-24