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【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
[186]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/03/13(火) 16:37:14 ID:???
バンビーノのドリブルは脅威。試合前から常に念頭においておいた注意事項である。
クリスを突破し、今眼の前に迫ってきたのもあの左右に揺さぶるフェイント所以だ。
だが、森崎はここである違和感を覚える。それはバンビーノの視線の方向だ。
森崎「(あれ…?あいつの見ている先って…)」
その派手なドリブルのフットワークばかりに目を奪われていたが、
あれだけ激しく動きながらもしっかりとキープできているのはボールの行く先を捉えているからではないだろうか。
人が目をつむって真っ直ぐ歩くことが難しいように、よほど平衡感覚が優れてもしない限り
ボールを目で追い、そして足を動かしてキープし、体を振って相手の体制を崩して前に突き進む。
そして今、バンビーノの視線は足元ではなくゴール隅を見ている。
もちろんこれが全て森崎の思考の裏をつくフェイントならばここまでの過程はあっさり崩れ去る。
森崎「(いや、ここは勝負だ。俺は俺の導いた答えを信じる!これまでずっとそうしてきたように!)」
奴は初めからシュートを狙ってくる。森崎は後ろに体重を残しながら前に出た。
ぽぉん。
バンビーノ「なっ…!?」
バンビーノにしてみれば森崎の動きは予想外だった。これまでのデータから察するに
いくらか分が悪かろうと相手の得意分野と正面からぶつかり叩き潰そうとしていたからだ。
だが、それは過去の森崎のデータでしか無い。この大会の最中でも森崎の意識は変わっている。
個人の成績よりもチームの勝利を重きとし、自ら縁の下に潜りこもうとする献身的な精神を身につけている。
より勝てる確率の高い効率的な選択をする。プロとして恥ずかしくない勝利を追求する姿勢がそこにはあったのだ。
バシッ!
森崎「甘いぜ!俺に駆け引き勝負を挑んだ時点で間違いだったな!」
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0ch BBS 2007-01-24