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【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
[667]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/04/05(木) 02:10:30 ID:???
★俊足の記憶→ クラブ5 ★
>スペード・クラブ→……分からん。今度あったら必ず捕まえて正体を暴いてやる。
============
イスラス「……分からん」
思い出そうとしようとすればするほど、記憶の袋小路に迷い込んでいってしまう。
まるで思い出すことを本能的に回避しているかのような、不愉快な感覚に包まれる。
イスラス「まぁいい。奴もあの下衆共の手先ならそのうち嫌でも顔を合わせるだろうさ。
……俺の聞いていた予定だと、中山たちは今夜動き出すはずだ。
なんとかそれまでにコンディションを整えて置かなければ」
着の身着のままで出てきてしまったため、スパイクの手入れも満足に行えない。
己の存在を確立したいがために、他者を平気で扱き下ろすあの男……ラムカーネを野放しにしないためにも。
イスラス「柄じゃねぇのは分かってるさ。だが、見過ごすわけにもいかねぇだろ」
誰にとも聞かせるでもなく呟いたその一言は、数年前にアヤックス・アカデミーで鎬を削った――
と、本人は思っているが、相手からしてみれば常に自分の先に進んでは立ち塞がる目の上のたんこぶ――
どれだけ実力があろうとも、それを発揮する前に先に結果を出されてしまう邪魔者――
はっきり言ってしまえば思い切り嫌われてしまっている同僚へと向けられたものだった。
イスラス「ただじっとして待つのは性に合わえねェんだ。お前なら分かるだろ、クライフォート」
ブライアン・クライフォート。アヤックスユース所属。ポジション、オールラウンダーのMF。
『彼』の持つ真の実力を知る数少ない人物。それがこのイスラスだった。
アカデミーでも、クラブチームでも、ユース代表選考でも。
クライフォートはその才能を発揮する機会や場所を全てイスラスに先に奪われてしまっていたのである。
それはイスラスが彼の力を意識し、それを上回ろうと先急いでいる何よりの証拠でもあるのだが。
そしてそれがオランダのチーム力の伸び代を縮めてしまっていることに気がついたからには。
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0ch BBS 2007-01-24