※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
[883]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/04/29(日) 02:02:29 ID:???
オグマ「はははっ、まぁ後片付けは他の連中に任せてお前はゆっくり休んでな。
明日の朝にはもうドイツに発つんだろ?この国での最後の夜だ。誰かと話でもしてきたらどうだ?」
そう言い切ると、オグマは余った食材の処理と言う名の楽しい二次会へと乗り込んでいった。
森崎「……そうか。もう、これで最後になるかもしれないんだよな……」
※オグマのHP・守備が+3されました。
※その他のタカスギーズのメンバーのHP・守備が+1されました。
こうして後夜祭も無事(?)に終わり、徐々に王宮広間の人影も疎らになりつつある。
既に夜もとっぷりと更け、城のテラスからは神秘的な月明かりが差し込んできた。
だが、今夜に限ってはその光は淡い輝きではなく、赤く濡れたような滲んだ明かりを見せていた。
『赤い月』というのは不吉を告げる予兆として古来より語り継がれてきていた。
実際にそれはただの光学現象に過ぎず、人の目に映る錯覚が生み出した迷信でしかない。
見るものの気分次第で、様々な感情をはるか天空から降り注ぐ神秘的な象徴。月。
このアカネイア大陸中に等しく、妖しく輝くその光は、明日にはドイツへと旅立つ森崎の心を掴んで離さない。
森崎「……バルコニーにでも出てみるか」
暗黒戦争後。ワールドユース大会への挑戦の前にも森崎の道筋を照らしてくれた月の光を求め、森崎は屋上へと向かう。
初めは小さな憧れの感情に過ぎなかった想いの塊が、徐々に壮大な夢へと生まれ変わっていく嬉しさと、
大事な仲間たちとの、決して断ち切れることのない強固な絆を育ませてくれたこの大地との名残惜しさが切なく重なる。
ドイツブンデスリーガへと挑む期待と不安が混ざり合った、不思議な感情に包まれながら、森崎は階段を上がる。
そして、そこにはそんな彼の背中をそっと押すために。森崎が訪れるのが分かっていたように月を見上げていた。
森崎「あいつは……」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24