※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【冥府への扉】森崎の聖戦13【大解放】


[493]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:33:10 ID:???
それ以外→ エルトシャン「わかった。疑って悪かった。だが…」

アゼル「ねえ、なんとかならないの?! エルトシャン王と仲いいんでしょ?」
若島津「今口を挟むことが、良い結果を生むとは思えない…」

エルトシャン「グラーニェにも言っただろ? 親父からきつく言われてるんだよ」

グラーニェ「……!」

エルトシャンの表情が、少し和らぐ。
逆にグラーニェの顔色から…少しずつ、血の気が引いてゆく。
省35

[494]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:36:48 ID:???
エルトシャン「この訓えの意味を俺がようやく理解した頃…親父はもう、この世にいなかった。
       死んだ親父に文句を言いに行くわけにもいかねえだろ? 約束は…守らなくちゃな。
       騎士の国ノディオンの長が不孝者だったなんて、とんだお笑い草だ。悪いな」

グラーニェ「どうしても、シャガール王についていく…と? このような仕打ちを受けても?」

エルトシャン「くどいぜグラーニェ。俺の心はとうに決まっている。…おまえはどうする? 省16

[495]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:38:38 ID:???
フィン「エルトシャン王、我らと敵対すると言うのですか?! なんという…」
グレイド「フィン、黙ってろ! 俺たちのかなう相手では…!」

キラッ…
絶妙のタイミングで、ミストルティンの刃に日の光が当たり、反射する。

エルトシャン「そういうことだ。すまねえが、邪魔しないでくれ。さて…」

グラーニェの方を向きなおすエルトシャン。先程よりもはるかに、表情は柔い。

グラーニェ「……」

[496]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:41:20 ID:???
甘かった。
夫の心など知り尽くしていると…自惚れていた。

若島津の忠告が無ければ、この程度の取り乱しようでは済まなかったかもしれない。

シャガールは暗愚な男だ。この後どう転ぼうと、アグスティは滅びる。間違いない。
少なくとも、アレス。ノディオンに残してきた一人息子を、巻き込むわけにはいけない。
ラケシスもそうだ。将来有望な可愛い義妹を、こんなところで失うわけにはいかない。

だが、自分はどうする?
省21

[497]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:42:52 ID:???
グラーニェ「エル……」

グラーニェが口を開きかけた…その時。

キュアン「その問答、待ってもらおう!!」

そこに現れたのは…遠くハイラインにいるはずの、キュアンだった。

グラーニェ「キュアン様…!!」
フィン「キュアン様?! なぜこちらに…」

キュアン「事情は後で話す。エルト、久しいな…というほど、時は経っていないか」

エルトシャン「よっ、キュアン! 俺にわざわざ会いに来てくれたのか。嬉しいぜ。 省25

[498]森崎名無しさん:2012/07/01(日) 00:44:37 ID:???
えーりんの手土産→ ダイヤ8
ここでJOKERだったらえーりん神業すぎる・・。

[499]森崎名無しさん:2012/07/01(日) 00:44:39 ID:???
えーりんの手土産→ ハートQ

[500]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 01:36:22 ID:???
JOKERはようするに「ディゾルブスペル」です。
==================================================
ダイヤ、ハート→ 君の病は、まだ完全には癒えていない…!

グラーニェ「何を…そんなはずはありません。あれから一度たりとも体調は崩していませんし、
      薬師様も、もう大丈夫だと仰っていましたわ!」

キュアン「その薬師殿から、直接聞かされたのだ。間違いはない」

グラーニェ「そんな…ばかなことが?!」
省29

[501]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 01:38:00 ID:???
キュアン「そのことだが…提案がある。一度、会談の場を設けられないか?
    シグルドとシャガール王のだ。もちろん、俺とお前も同席する」

エルトシャン「会談か。今更まとまるものかねえ?」

キュアン「我らに侵略の意思はない。それに加えて、シグルドはあの性格だ。
    やってみる価値はあると思うが…やりもせずに諦めるのは、忠義とやらに反しないか?」

エルトシャン「そうきたか。わかった、場は設けることを約束しよう。この剣にかけて。 省26

[502]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 01:40:02 ID:???
クリフォード率いる騎士団とともに、エルトシャンがアグスティ城へと帰還していく。
ついさっきまで捕らわれの身であったことなど、まるで感じさせない。威風堂々とした姿であった。

グラーニェ「行ってしまった。 エルが…行ってしまった」

キュアン「グラーニェ。ノディオンへ…」

グラーニェ「分かっています。キュアン様…お恨み致します。では…」

ノディオンに馬首を向け、肩を落とし…とぼとぼと馬を進める。
省20


0ch BBS 2007-01-24