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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[510]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/06/06(水) 15:03:11 ID:???
ビュンッ!ギュンッ!シュパアッ!
足の回転を上げて、左右への激しい揺さぶりを織り交ぜる。
ビクトリーノのスピードが『直線的』ならば、イスラスのスピードは『変則的』と言えるだろう。
ビクトリーノ「直線の短距離走なら俺のほうが速いが、トラックコースだったら……ギリギリ俺の勝ちかな?」
口では強がっていたものの、曲がるときに減速しないあの足の驚異的な回転はビクトリーノには無いものだった。
ビクトリーノ「(さらに相手を幻惑させるブレーキングもうまいんだよな。まぁ単純なスピードならまだまだ俺のほうが上だけど)」
ラムカーネ「(うぎぎ……どいつもこいつも……俺の邪魔をしやがって……ゆ、許せねぇ……
それだけ走れるくらいの才能を持ちながらさらに力を求めるその図々しさが許せねぇ……!)」
闇のオーブの力に頼らなければとても一流の世界などには食い込めない自分の境遇が憎らしい。
こんなの間違っている。自分が最も努力をしているはずなのに。周りの人間はみんな他の存在を褒め称える。
憎たらしい。許せない。才能を持つ存在が許せない。自分より優れた存在が許せない。
ラムカーネ「(なんでだよ……これじゃあ俺が今までやってきたことがバカみてぇじゃねぇか……!
一体何のために……奴らの性格を歪めてまで……それでも俺は……頂点に立てねぇってのか……!!!!!!)」
徐々に離されていくイスラスの背中を恨めしそうに睨むことしかできなかった。
自分が中心に立ち、輝けるために。様々な画策を練ってきたはずなのに。
結局は才能に優れた者に自分は蹴落とされていくしかないのか。そしてそれが『森崎有三』の運命だとでもいうのか。
ラムカーネ「違う……こんなの間違ってるんだ……認めねぇ……俺は絶対に認めねぇ……」
ガーネフ「(いかん、そろそろ魔力で構築した肉体が限界を迎える時間か。
しかし……お主のその苦しみを理解できる者は残念ながらおらぬな。この儂以外にはな……)」
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0ch BBS 2007-01-24