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1- レス

【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[520]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/08(金) 14:23:12 ID:???
半端に長身であるがゆえに、足元への反応が鈍くなる。中山のマークは剥がされイスラスはさらに突き進もうとする。が、

イスラス「!?」

Aローロー「やはりこちらに動いてきたか。先程も言っただろう。君の動きは見切らせてもらったと」

AローローにはイスラスがCローローをどちらから抜きにかかるかが初めから分かっていた。
それは彼の瞬発力の源であり、高度な切り返しも可能にするブレーキにもなる『右脚』に注目していたからである。
膝の付け根辺りから他の肌の色とは微妙に異なるその脚の馬力で驚異的なスピードを生んでいるイスラス。
だが、それは言ってしまえばこれから進む先の実に分かりやすい『道標』でもある。
多くの者は見逃してしまうほどの僅かな隙でしか無いが、観察眼に優れたAローローは既に彼の弱点を暴いていたのだ。

Aローロー「君はその『脚』に少々頼りすぎている。
      腕、腿、なにより体全体のバランスがあってこそ『狼』のように迅速で駆け巡れるものだ」

イスラス「(こいつ……何者だ。何故俺の動きについてこれる!?)」

ドリブルコースを狭まれてしまった際にできる事はただひとつ。無理なく後ろに戻すか、もしくは……

イスラス「うおおおおおっ!!」

Aローロー「! 無理やり抜けてくるか、面白い!」

ガガッ!ガキィン!!

イスラス「…にゃろう」

Aローロー「ぐっ……君、なかなかいいセンスを持っているね。狼騎士団にスカウトしたいくらいだよ」

二人の衝突の衝撃で回転を保ちつつ浮き上がるボールは左サイドへと飛んでいく。
落下地点へと向かうのは反町とBローロー。残り時間の少ない今、勝負を分けるターニングポイントである。


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0ch BBS 2007-01-24