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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[576]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/16(土) 12:43:56 ID:???
森崎「……さて。後はアイツだけだな」

仲間と勝利の喜びをわかちあった森崎は、やり残した仕事を終えるためにゆっくりと歩き出す。
未だ自分の敗北を受けいられずに呆然と立ち尽くす男の前に。
髪の一房が心奪われるほどに黄金に輝いている以外、自分と瓜二つの存在の前へと立つ。

ラムカーネ「うそだ…こんなの間違いだ…俺は負けない…負けるわけないのに…」

森崎「……ラムカーネ。いや、もう一人の森崎有三。俺が生み出してしまった……『影』」

ラムカーネ「こんなのありえない…信じられない…認められない…」

森崎「おい、聞こえてるのか。返事くらいしろ!」

ラムカーネ「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ……そう、嘘さ。夢さ。幻さ。
      そうさ、これは全て空想、妄想。作り物のまがい物。ひひ…うひひひひ…」

森崎「…駄目だ。完全に我を失ってやがる。だが、いったいどうすれば」

身から出た錆というわけではないが、彼という存在を宿さなければ
自分は一生『キャプテン』という立場を目指すことも、そして翼や若林に立ち向かおうとさえ思わなかっただろう。
そのことだけに関しては、正直感謝してもしきれないところがある。
ドイツブンデスリーガでプロとして戦っていけるようになったのも、
彼と、そして自分の体に宿る『リセット』と『星のオーブ』の力があればこそだと森崎は思っていた。
彼をこのまま放っておく訳にはいかない。森崎はなんとか彼とコンタクトを取るべく色んな行動をとってみる。

森崎「なぁ、何か返事しろよ。おい、ラムカーネ!」

顔の前にひらひらと手を翻してみたり、耳や鼻を引っ張ってみたが、相変わらずうわ言をブツブツと呟くだけのもうひとりの自分。
それどころかその表情は次第に狂気じみてきており、語気も荒々しくなっていく。


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0ch BBS 2007-01-24