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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[577]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/16(土) 12:45:12 ID:???
ラムカーネ「ひひ…うひひ……さぁて、そろそろこんな間違った世界にはおさらばしねぇとな。
      俺が目立ち、輝ける世界。『森崎有三』という存在が主役として生きられる世界……
      ひゃっはっはっはっは、そうとも!『キャプテン森崎』という素晴らしき世界に行けば俺は…俺はァ!!」

ギシィッ!!

森崎「!?」

森崎が見たのは、一生で一度も見たくないし想像もしたくない悲惨な光景だった。
自分と同じ顔、同じ姿の人間が自ら首を絞めながらも笑っている。

ラムカーネ「俺は…何度だってやり直す。絶対に諦めるものか…諦めてたまるものかヨォ……グギギ……」

森崎「て、テメェ……ま、まさか……!」

それは森崎にも無自覚にだが見知った光景だった。再起不能に陥り、志半ばで倒れた無数の自分自身の影たち。
彼らは以前、森崎をラムカーネの魔の手から助けてくれた。だが、もしもこのラムカーネが自分と同じ存在なのだとしたら。

ラムカーネ「テメェにできて俺にできないことは何もない。覚えておけ。俺は絶対に諦めねぇ。
      森崎有三が。大空翼や若林源三を足蹴にし、日本サッカーの救世主と崇められる夢のような世界だ……
      お前にも見せてやらァ。ひひっ…うぎひっ……げっ……かかっ……」

ミシミシと嫌な音が漏れるほどに、ラムカーネの両手には凄まじい力が込められている。
既に顔も青ざめ、泡を吹き出した自分と同じ顔の男の最期の瞬間が、森崎の神経を飲み込む。

森崎「や、やめろ!それ以上続けたらお前、本当に……!!」

ラムカーネ「ひゃひゃ……ひゃ……あ…ばよ…また……会おう……ぜ」


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0ch BBS 2007-01-24