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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[57]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/05/12(土) 19:05:55 ID:???
Iローロー「(相手がうまく受け流してくれたのか。そうでなければ俺はまた……)」
酷く痛がる様子もなくベンチで治療を受けている敵のG番の様子を見て、小さく息を吐く。
大きな仮面をしているからか、その生暖かい息は嫌な感触で自分の顔へと戻ってきた。
Iローロー「(バンビーノ、許してくれ。俺は……)」
思い出したくもない光景が否応なしに脳裏に浮かび上がってくる。
練習中にチームメイトの選手生命を奪いかねないほどの怪我をさせてしまったあの日の風景が心を、体を凍りつかせる。
Iローロー「(俺は最低な男だ。親友のサッカー人生を奪っておきながらもサッカーから離れることができない。
自分だけが満たされればそれでいいと。心の中では否定してても結局のところ俺は……)」
友を捨て、恋人を捨て、国を捨ててまで逃げてきたにもかかわらず。大好きなサッカーを捨てることはできなかった。
南米チームでプロ契約をし、すべてを忘れてしまおうとさえした。だが、この仮面の男……ストラットはそこまで薄情にはなれなかった。
『イタリアユース無残。予選落ちの果てに待つアズーリの崩壊』
この見出しを新聞で見た瞬間、彼の心は砕け散り闇に飲み込まれた。
自分のせいでチームを崩壊させ、そして国中から非難を浴びせられるかつての仲間たちをまともに見ることなど出来なかった。
サンパウロのトップチームで自分だけ悠々自適な生活を送っていたのを後悔してもしたりなかった。
Iローロー「(俺は……もうどんな償いをしようとも許されない。一生あいつらに、バンビーノに顔向けなんて出来るわけがない。
俺のせいなんだ。俺が、俺が悪いんだ。俺がいたからイタリアは負けた。俺のせいであいつらは惨めな思いをした。
俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が、俺が――――)」
ガーネフ「ふぇふぇふぇ……そうだ、それでよい。後悔の念に押し潰され、心の輝きを消してしまうがいい。
闇のオーブの加護がその分力を授けるじゃろう。貴様の精神を糧にしてのう……」
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0ch BBS 2007-01-24