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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[757]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/06(金) 15:39:55 ID:???
アイネ「そんな都合のいい事……譲れないものがあるならそれを守っても良いと言ったのはシーダ様ですよ?
    だから私は選んだんです。クリスや皆さんとの思い出を犠牲にすることで、
    あの方の、マルス様の暗殺という任務をより有利にした。それだけなんです」

シーダ「それは……そうね。あのときの私の言い方が悪かったのは謝るわ。ごめんなさい。
    でもね、私は諦めたくない。マルス様もカタリナも、二人共失いたくなんか無いの。
    カタリナ。あなたの本当の気持ちを聞かせて。本当にこの任務はあなた自信がやろうとしていることなの?
    もしもただ組織の命令というだけで動いているというのなら、私はそんなの認めない。
    クリスたちと一緒に一生懸命訓練に励んでいたあの日々を、ただの演技になんかさせないわ!」

アイネ「……私にも」

シーダ「え?」

アイネ「私にもシーダ様のようにはっきりと自分の意志を示すことができたらどんなに素晴らしいか……
    でも、こうすることしかできないのが私なんです。それを理解してくださらないのなら……戦う以外の道はありません。
    シーダ様。私のような裏切り者にこれ以上そんな優しい言葉をかけないでください。
    私はただの暗殺者アイネ。第七小隊のカタリナなんて初めからいなかった……いなかったんですよ!!」

ボボボボボボゥッ!!

頭上に幾つもの炎の線が現れる。滝のように火球を降り注がせる上級魔法、エルファイヤー。

シーダ「そんなの、私にはできない。短い数日だったけれど、あなた達と過ごしたあの日々を……無かった事になんかさせない!」

今度こそ。彼女の言葉の底にある心の叫びを聴きとってみせる。シーダは手綱を強く握りしめ、上空の炎へと目を向ける。


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0ch BBS 2007-01-24