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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[814]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/11(水) 22:21:50 ID:???
アイネ「(そうだ……私はなんて身勝手なことをしようとしてたんだろう。
    ごめんクライネ。ごめんローロー。あなた達を置いて私だけ幸せになろうとしてただなんて……
    エレミヤ様。こんな出来損ないな私ですみません。少し夢の世界に浸りすぎておかしくなっていただけです)」

初めて残飯以外の食べ物を与えてくれた人。それこそ先ほどのシーダ以上に聖母のような温かみのある微笑みで
自分だけでなく、似たような境遇の大勢の子供達に別け隔てなく慈悲を授けてくれた大事な大事な……

アイネ「すみませんシーダ様。あなたがマルス様を一番に考えているように、私にも一番に考えなくてはいけない人が……いたんです。
    その人を守るためならばこの身が灰になろうとも構わない。……そんな人が」

シーダ「カタリナ…!ま、待って!待ちなさい!」

シーダの手をするりと交わし、ローローの側へと駆け寄るアイネ。

アイネ「ごめんなさいみなさん。やっぱり私は『カタリナ』ではなく『アイネ』なんです。
    皆さんと過ごした楽しかった日々は絶対に忘れません。…それでも私は私でありたい。
    私に生きる意味を教えて下さったあの人のために生きていたいから。
    それがたとえ、大事な人達を傷付けるような命令を下すような人でも」

マルス「……それが君の答えなのか、カタリナ」

アイネ「すみませんマルス様。この証はお返しします。私はどう足掻いてもあなたの近衛騎士になることはできませんので」

明日の叙勲式で正式に受け取るはずだった正騎士の勲章を、アイネはマルス達の方へと放り投げる。

アイネ「(そう。これでいいんだ。私はあの人の教えを守ると心に誓ったんだから。
    たとえ血のつながりがなくたって、私たちは家族。
    家族の幸せを願わずに、自分の幸せだけを追い求めるなんて私には……できない)」

ローロー「ウキ?なんだかアイネ様子がおかしいぞ。あいつらに何か言われたのか?」


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0ch BBS 2007-01-24