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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[878]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/13(金) 13:42:13 ID:???
今日ここに来たのはあくまでもチームのために。仲間のために。中山のために。
自分の地位や実力など二の次だ。だから今までこの『破滅のツボ』に負けるものかと戦ってきたんじゃなかったのか。
森崎は声を震わせながらも、しっかりと肖を見据えて自分の意志を言い返す。

肖「…………悪いな。その答えを聞くためにちょっと誘導しちまったことを先に謝らせてくれ。
  ただ、お前がどうして自ら『破滅のツボ』を押すことになっちまったのかを詳しく聞きたくてな」

森崎「ああ、話すよ。こればかりはしっかりと話しておかないと…何より中山に悪いからな」

森崎は肖にワールドユース大会後の中山との顛末を話した。
ガーネフやラムカーネなどのアカネイア大陸の事はある程度ぼかしたが、
それでも自分に恨みを持つ存在がいて、そいつらに中山はそそのかされたと答えた。

肖「中山……中山、か。なるほど、なんとなくだが話が見えてきたぜ、今回の騒動の一件が」

大きく目を見開き、興奮した様子で息巻く肖の様子を見て森崎は首を傾げる。

森崎「ど、どうしたんだ肖。俺、何か変なこと言ったかな?」

肖「今日の試合、ケルンのトップチームに登録された無名の選手。
  そしてシュナイダーの足を削り今季絶望の怪我を負わせた奴。その名前が……」

森崎「ま……まさか――」


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