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1- レス

【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】


[91]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/05/12(土) 22:51:28 ID:???
バコッ!ククッ……

ビクトリーノから放たれた縦のクロスは一人PAに陣取る反町の方へと飛んでいく。
だが、ミスキックでもしたのかボールの軌道はやや左へと流れていってしまう。

反町「何やってんだよビクトリーノ!あの位置じゃ届かないっての!」

ラムカーネ「ひゃひゃひゃ!さっきの怪我が尾を引いてんのか〜?けが人は引っ込んでたほうが身のためだぜ?」

森崎「そんなァ。ビクトリーノのやつ、そこまで酷いダメージだったのか……」

ふらふらと漂う明らかなパスミス。下がり目に位置していたFローローがこのボールを確保するべく走る。そして――

Fローロー「ナイスパスだ、南米の黒豹」

ビクトリーノ「さっさと決めてこい、欧州の黒狼」

シュバババババッ!ズダンッ!ビュワッ!

猛然とゴールポストへと駆けるその仮面の男は、三角蹴りでより『高く、速く』飛び上がった。
その動きはこぼれ球の確保とは程遠い。相手のゴールから得点を奪うためだけの獰猛な獣のような鋭さだ。

ラムカーネ「なっ…!?ま、まさかこいつ…!?」

ガーネフ「ば、馬鹿な!奴が何故ここにいる!?」

Fローロー「策略が得意な奴が策略に嵌ったときどんな表情をするんだろうな。見せてくれよ」

他の選手と同様の仮面をかぶったこのF番の選手を当然のように味方だと思っていたラムカーネは完全に虚を衝かれてしまっていた。
低く、愉快そうに喉を鳴らすその男はさも当然のようにボールへと利き足を叩きつけた。


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0ch BBS 2007-01-24