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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[755]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:49:26 ID:???
雪村(TV観戦中)「やるねえ、彼も。去年は長池さんに完全に押さえられていたけど……」
宇津木(TV観戦中)「だが、その経験が試合賢者の第一ぴを踏み出すリアルの苦しみの味。それを理解している雪村さんは格が違った」
達也(TV観戦中)「確かにかなり凄い突破力だけど……『風のジャンパー』?」
女性観客「きゃー♪ 井沢くん、かっこいー♪」「がんばってーっ♪」「いっざわくんっ♪ いっざわくんっ♪」
省47
[756]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:50:33 ID:???
実況「一条くん、防いだ! 彼もまた新田くんと共に南葛SC二連覇に貢献した守護神、やはりそこいらのキーパーとはモノが違う!」
一条「へへへ……この前の誰かさんと比べたら、同じ曲がるシュートでも雲泥の差だぜ!」
西尾「ナイスセーブ、一条!」
園村(TV観戦中)「うわ、今のバナナシュートに良く反応出来たなァ(俺だったら無理……ていうか、同い年なのに差がデカくね?)」
省39
[757]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:51:48 ID:???
森崎「いつまでもチンタラとやっているんじゃねェ!」
中尾「うわああっ!?」
ゴール前を飛び出した森崎が、タックルでボールを奪う。
実況「なんと! 森崎くん、早くも自らが動いた! ゴールを離れてタックルでボールを奪います!
そして十八番のオーバーラップ開始ィ!」
翼「なにィ!? も、森崎め、いきなり過ぎるだろっ!」
森崎(ふっ、中山ほどの相手ならば翼は密着してマークに専念せざるを得ない。つまり、俺が活躍する好機だ!
省39
[758]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:52:56 ID:???
高杉「ま、また危険なスタンドプレイしやがって、この野郎ーっ!」
滝「翼が中山と押さえ合っている今がチャンス、とか思ってるのかなー」
岩見「だとしても、もう少し俺たちにやらせてくれてからでも良かっただろうに」
石崎「きったねーぞ、森崎ィ!」
井沢「な、なんだっていい! もう一度俺に持ってこい、森崎!(翼が動けないのがチャンスなのは、俺も同じだ!)」
岸田(お、南葛の連中も予想より早いオーバーラップに驚いてるな?)
西尾(ということは――)
省25
[759]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:53:58 ID:???
森崎「へぇ? お前自らが来てくれるかよ? ……面白ェ!」
かつては最も頼りとしたチームメイトだった男とのマッチアップ。
そのシチュエーションに、森崎の中で常の功名心とは別の何かに火が着いた。
この時ばかりは、打算に満ち溢れていた彼の内心も、原始的な闘争本能に支配される。……それが中山の付け目だった。
中山(俺との対決に燃えてくれるか、森崎? 嬉しいことだ。だが――)
省45
[760]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:55:05 ID:???
雪村(TV観戦中)「出た! 大友中の連携ディフェンス!」
比良山(TV観戦中)「一度は大前が破ったが、森崎に通じるか……?」
大前(TV観戦中)「中山も、あの練習試合以来ブランクを埋めようと必死だったはずだ。もしかしたら――」
固唾を飲んでこの攻防を見る者たちの前で、森崎は奮闘していた。
四人がかりで包囲された狭いスペースの中、あらん限りのフェイントを尽くして打開を試みる。
森崎(まずはタイミングをずらして、包囲に隙を作る!)
省28
[761]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:56:06 ID:???
――バチィ!
森崎「ぬお……っ!?」
中山「ぐゥ……っ!?」
そしてボールはこぼされた。
実況「な、なんという攻防! 森崎くん、あわや四人抜きというところでボールをこぼされた!
GK離れした凄まじいドリブルテクニックです! しかし、この勝負は大友中の勝ちだ!
彼らは森崎くんを止めさえすれば、それでいい! 南葛ゴールはがら空きという無防備状態を晒しているぞォ!」
墨田(TV観戦中)「と、止めたァ!? あの、森崎の常識離れしたドリブルを!?」
省28
[762]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:57:06 ID:???
翼「……中山が離れたってことは! 俺が動けるということでもあるんだぞ!」
実況「――今度はこの人が動いた! 翼くんが只見くんに猛然と突っ込む!」
浦辺・森崎「「げぇーっ!?(折角のチャンスがっ!?)(俺のミスをコイツにカバーされたら、良い恥さらしじゃねーか!)」」
只見からボールを奪い返そうと、水を得た魚の様に生き生きと突っ走る翼。
その姿に奮闘を無にされかかっている浦辺と、彼の活躍を望まない森崎が悲鳴を上げる。
しかし、この男はあくまで冷静だった。
省38
[763]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:58:44 ID:???
森崎「ちくしょー! 誰か防ぎやがれェ! 俺ももう少しで戻るっ!」
石崎「うるせー! てめェに言われなくたって――げぺぇ!?」
そして石崎の顔面ブロック。中山渾身のシュートは、儚くも防がれて大きく弾かれる。
実況「南葛、これも防いだ! 好機に攻め込んだ大友中の波状攻撃を、幾重もの盾が立て続けにシャットアウト!
森崎くん以外の守りも堅いぞォ!」
輝林(TV観戦中)「……流石は高杉さん、去年はしてやられたものですが」
省39
[764]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/06/07(木) 19:59:54 ID:???
翼「だが、そうはさせないぞ! 石崎くんたちが気迫で守ったんだ! 俺が奪い返す!(それにこのままだと試合から消えてしまう!)」
浦辺「……中山が前に出たとなると、お前が動きまわるよなあ翼。だがよォ!」
只見の時に続いて、素早くプレスを掛ける翼に対し、浦辺は、
浦辺「わざわざ、お前を相手に真っ向勝負なんてしないぜ!」
すぐさまボールを横に流す。
西尾「よしきた!」
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0ch BBS 2007-01-24