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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[821]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/08(金) 02:28:12 ID:???
翼(悔しいか、森崎? だろうね、あのあと好セーブを連発して新田をスタミナ切れに追いやったが、先制された汚点は消えない。
この上、また俺に活躍されれば腹も立つだろうさ。だが、俺だって苛立っているんだ。
ロベルトに捧げる全国V3の門出を汚されて、俺だってムカっ腹が立っている!)

その苛立ちは、更なるゴールで癒す。翼はそんなことを思っていた。
……相手という者がいる試合の中で、不遜な考えを抱いたことがいけなかったのか。

中山「ようやく、隙を見せたな!」

翼「!? な、中山……?」

猛然と、翼に襲い掛かる中山。そして繰り出されるのは、摩擦で芝が燃える様な激しいスライディングタックル。

中山「――侵掠すること、火の如しっ!」

翼「……ぐああああっ!?」

実況「つ、翼くんが吹っ飛んだー!? 中山くん、これまで試合から消え気味だった鬱憤を晴らすように、翼くんへタックル!
吹き飛ばしてボールを奪ったァ! 点差は絶望的ですが、せめてもの意地か!? この期に及んでも全力でのプレイです!」

大前(TV観戦中)「おお……! やりやがったよ、アイツ! あの大空を相手に、1対1で!」

石崎「つ、翼ーっ!? ……はっ!」

中山「よそ見をしている……場合か!?」

高杉「なにィ!?」

勝ちが決まった試合に緩んでいたところを、絶対的エースである翼が吹き飛ばされた。
その衝撃に呆然とする石崎らを中山は瞬く間に置き去りにする。

実況「そして石崎くんと高杉くんを速攻で突破します! や、やはり凄いぞこの選手は!」


0ch BBS 2007-01-24