※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
異邦人モリサキ
[194]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/05(火) 00:12:50 ID:???
「ま、盗んだか拾ったかの銃を見せびらかすような馬鹿は真っ先にくたばっていくってことさ。
ついでにどっかの糞虫も道連れにしてくれると助かるんだが」
ちろりとジェトーリオの方を見やった視線には、心底からの侮蔑と嫌悪が篭っている。
「……何があったんだ、こいつら?」
「すまん、聞かないでくれ……」
思わず訊いた森崎に、トニーニョが眉間の皺をますます深くしながら答える。
そんな空気を振り払ったのは、ヤングの大音声であった。
「このご時世に銃兵隊を編成しないなんてイカレてると思ったか?
……ハハハ、俺もそう思う」
冗談めかして笑い飛ばしたその表情はしかし、隠しようもない苦味に支配されていた。
滲み出た本音を噛み潰すように、ヤングが小さく首を振ると続ける。
「……それでもまあ、これが上からのお達しというヤツだ。嫌なら荷物をまとめるんだな。
貴様ら碌でなしが三回生まれ変わっても払えそうにない桁の違約金を用意できるなら、だが」
その言い様に怯んだのは、ヤングに詰め寄ろうとしていた、銃を手にする者を中心とした面々である。
びくりと固まったその背を見やって森崎が溜息をつく。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24