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異邦人モリサキ
[212]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/06(水) 01:24:18 ID:???
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*D26.4
メインイベント
『少女の騎士(後編)』
「っくあぁぁぁーーーー! 全身痛ぇー……」
よく晴れた春の青空の下、大きく伸びをしたのは森崎有三である。
長剣一本をベルトで腰に提げただけの平服で石畳の上を歩いている。
「あの鬼教官、俺を目の敵にしやがって……他の連中の倍はしごかれてんぞ、絶対!」
『すっかり標的だねえ……あれ? でも、この前はズイブン偉そうなこと言ってなかったっけ?
グズは死ね! 俺は鍛えて生き残る方を選ぶんだぜ! とか何とか』
「キメ顔でそんな嫌なこと言うキャラだったか、俺……」
目の前にふわりと舞い降りた相棒、ピコの小芝居に顔をしかめる森崎。
「つうか、これでもマシな方だぜ? 他の連中なんざ、月に一度の休みだってのに兵舎どころか
ベッドからも降りられねえようなのがゴロゴロしてんだからよ。あの女好きのネイなんかもな」
『まあねえ……せっかく誘ったのに、一歩も動きたくないって断られたし……』
「だろ? こうして生活物資の買い出しに行けるだけでも俺の頑健頑丈は称えられるべきなんだよ。
ほれ、苦しゅうないぞ。思う存分、褒め称えるがいい」
『わー、すごーい! キミはエラいよ! カッコいいよ!』
「ふふ、そうだろ?」
ふわふわくるくると、森崎の周りを舞い踊りながら拍手してみせるピコが、一通り踊り終えると
ぴたりと森崎の眼前に静止する。
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0ch BBS 2007-01-24