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異邦人モリサキ
[233]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/07(木) 01:20:39 ID:???
>>230
お見事です。
通常のEPに加え、CP1を進呈いたします。
***
「へいお待ち!」
しばらくの後、店主が大きな盆に幾つもの小皿を乗せて運んでくる。
ことりと静かな音を立てて木製のテーブルに置かれたのは、
ドルファン近辺ではまず見かけない朱塗りの漆器である。
小さな皿の一つ一つには、一口大の野菜や魚が色鮮やかに盛りつけられていた。
「うひょー、これこれ! こいつを食わなきゃ始まらねえ!」
森崎が嬉々として言う。
それもそのはず、森崎の目の前に並んでいたのは他でもない、
彼の遠い故郷の料理だったのである。
手にしている食器もフォークやナイフではない、一膳の塗り箸であった。
「まさか海の向こうで、これほど繊細な都の味わいに会えるとは夢にも思わなかったぜ。
これを食えただけでも、この国に来た甲斐があったってもんだ。
給料全部はたいたって惜しくねえ味だぜ、こりゃあ」
「嬉しいことを言ってくれるねえ。ゆっくりしてってくんな」
「いっただっきまーす!」
『……ねえ、キミ』
早速先附の蒸し海老にかぶりつこうとした森崎の鼻先に、
ピコがふわりと舞い降りる。
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0ch BBS 2007-01-24