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異邦人モリサキ
[483]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/24(日) 16:21:38 ID:???
そんなソフィアの様子に、怪訝な顔をしながらもひとまずは拳を下げる森崎。
そう、そう教えてあげて、と必死に頷く男にちらりと目をやってから、ソフィアが続けた。
「五月の花嫁っていうのは、この辺りに昔からある言い伝えなんです。
天使さまの御遣いとして選ばれた女の人が、幸運と祝福を運んでくる……っていう」
「そうなの! それで、その伝説にあやかって、このドルファンの五月祭では
毎年『五月の花嫁』を選ぶコンテストが、ここ大事なトコね、花嫁コンテストが開かれるの!
俺っちはその参加者をね、集めてるってワケ!
お兄さんの大事なコにちょっかいかけたんじゃないの、おわかり?」
ソフィアの言葉を継いで一気に言い切った男が、引き攣った笑顔のまま森崎に人差し指を立てる。
ふん、と鼻を鳴らした森崎が、ソフィアの方へと振り返った。
「……と、言ってるが……」
「はい、そういうコンテストは確かに毎年開かれていますけど、でも、あれは事前の抽選で
出場する人を決めるって……。倍率も、すごく高いっていう話で……」
話を振られたソフィアが僅かに眉根を寄せる。
森崎の表情が再び険しくなっていく気配を感じたか、男が慌てたように口を開いた。
「いやー、それが、それがね! 今年に限って事故だ目眩だ腹痛だ、しまいには本当に花嫁に、
どころか母ちゃんになっちまうからこっちには出られないわー、なんてのまでいる始末で、
土壇場で結構な欠員が出ちまってるのよ! 俺っちたち、運営全員大弱り!」
大袈裟に頭を抱えてみせる男。
「……それで、そうやって飛び込みで参加者を募集してるってわけか」
「そう! お兄さん、話が早い!」
一瞬で立ち直った男が、くるりと回ってソフィアの正面に立つと、覗き込むようにして言う。
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0ch BBS 2007-01-24