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1- レス

異邦人モリサキ


[65]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:30:52 ID:???
・プロキア内乱
D26年3月。
プロキア公国盟主としてドルファン王国に宣戦を布告したのはフィンセン公アーツである。
欧州最強と噂される傭兵集団ヴァルファバラハリアンとの契約を成立させ、これまでプロキア軍が
幾度もその出鼻をくじかれてきた頑強な国境都市ダナンを陥落させたフィンセン公の手腕は
あるいは高く評価されるべきだったかもしれない―――ヘルシオ公の反乱さえ起こらなければ。

三月二十八日、ドルファン出征に騎士団の多くを南方へ移動させたフィンセン公領を急襲したのは
プロキア北西部に勢力を持つ有力な地方領主、ヘルシオ公の軍である。
急報を受けたフィンセン公の軍は一斉に転進を開始。
ドルファン攻撃に参加するため前線に兵を送っていた諸侯も、内乱により変化する情勢の見極めを行うべく
次々に兵を撤収させ、手元へと戻していく。
フィンセン公はドルファン領ダナンを占拠している傭兵団ヴァルファにダナンよりの撤退と転進、
ヘルシオ公軍への攻撃を命じたが、ヴァルファは対ドルファン戦争のみが締結された契約の範囲であり、
内戦への加担は契約効力外であるとして撤退命令を拒絶。
フィンセン公は孤立を余儀なくされる。

三月三十日、趨勢の逆転は不可能と悟ったフィンセン公とその一族は隣国ゲルタニアへと亡命。
プロキアはプロキア=フィンセン公国からプロキア=ヘルシオ公国へと国号を改める。
この時点で今回のドルファン=プロキア戦役は事実上終了したかに見えた。

ヴァルファバラハリアンによるダナン占拠の継続という一点を除いて。


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0ch BBS 2007-01-24