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異邦人モリサキ
[760]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:41:28 ID:???
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*D26.7
訓練所イベント
東洋圏の傭兵部隊シンラギククルフォンの参戦により、ヴァルファ麾下の兵団が
大幅に再編成されるのを見て取ったドルファン王室会議が王都騎士団第二、第四大隊、
および外国人傭兵大隊に出撃準備の命を下したのは、七月十日のことである。
「―――整列、点呼!」
大音声に応じるように隊列が組まれ、数を数える声が山びこのように谺していく。
夏季には珍しい曇天の下、訓練所の主任教官にして傭兵大隊隊長たるヤング・マジョラム大尉が
運動場に整列させた三百人の傭兵を前に口にしたのは、出撃に際しての長々しい訓示でも、激励でもない。
出撃が決まった、という事務的な報告と、更に散文的な軍の展開についての説明である。
「―――以上に述べたように、我々は先発隊の一翼を担う。主軸は王都騎士団第ニ大隊。
先発隊全体の指揮官は第二大隊長カイル・コーツ大佐が兼任される。
左翼には道中で合流する予定のトロサ騎士団。右翼は王都騎士団第四大隊。
傭兵大隊は最右翼に展開し第四大隊の援護に回る」
と、ヤングが言葉を切った瞬間に溢れ出たのは不満と疑問の声である。
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0ch BBS 2007-01-24