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異邦人モリサキ
[761]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/07/20(金) 09:42:30 ID:???
「何だそりゃ? 俺たちゃ騎士様の尻ぬぐいでもしてろってことか?」
「第四大隊つったら、あの自由騎士どもで水増しされてる隊だって話だぜ」
「うへえ、あいつらがわんさかいるのかよ……」
「つか、トロサ騎士団って何だ?」
「この国の西の方にある都市だってよ。何でもわざわざそこの領主が私兵を出すって話だ」
「へえ……主君の求めに応じるなんざ、今時できた忠義心じゃねえか」
「いや、王室会議は別に招集かけてねえって話だぜ。勝手に押しかけてくるらしい」
「……相変わらずワケがわからねえな、この国の軍は」
蜂の巣を突いたような騒ぎを鎮めたのは、
「黙れッッ!!」
の一言である。
雷に打たれたように静まり返る場を見渡して、ヤングが再び口を開く。
「続けるぞ。今回の作戦にあたり、我が外国人傭兵大隊を二部隊に分ける。
騎兵を主体とした突撃部隊と、弓兵を主体とした後方支援部隊だ。
前者を第一分隊とし、俺が直接指揮を務める。そして―――」
一旦言葉を切り、その場に立つ三百の顔、六百の目を一つずつ見据えるようにたっぷりと時間を取るヤング。
固唾を飲んで立ち尽くす男たちの緊張が頂点に達しようとした、その瞬間。
「―――ユーゾー・モリサキ。第二分隊は貴様に任せる」
その名が、呼ばれた。
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0ch BBS 2007-01-24