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【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】


[18]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/06/26(火) 00:40:46 ID:Z7Zgpmvc

人間と妖怪のバランスが崩れそうだというのは、危惧すべきだが
外からの脅威を退けるには、幻想郷に生きる者達が絆を深めることは悪くないとも思う

霊夢「確かに、人間と妖怪のバランスが崩れるのは私も危惧すべきだと思うわ……。
   でも、仮に吸血鬼異変の時みたいに外からの脅威があると仮定すれば、
   幻想郷に今いる人妖達の関係を強めておく事は決して悪くないと思うの」

霊夢とて博麗の巫女だ。人間と妖怪のバランスが崩れる事の危険性については理解している。
だが、完全に割り切って考えるには、霊夢は少し妖怪に長く接し過ぎていた。
霊夢の考えを聞いた神綺は少し意外そうな顔をした後、いつもの笑顔に戻って言う。

神綺「そうね……。確かに霊夢ちゃんの言う事も最もだわ。人間と妖怪の仲が深まる事自体は悪い事じゃないし。
   ……ただ、何処かで互いの関係を刺激し合えるような形があれば、もっと良いんだけどね」
   まあ、はっきり言って今の時点では私の妄想でしかないんだけどねー!」

途中まで真面目な口調だったのに最後に急に元の口調に戻り、
身も蓋もない事を言う神綺に思わずガクッとこけてしまう霊夢。

霊夢「あんたねぇ……あれだけ長々と話しておいて、最後はそれ?」

恨めしげに神綺の事を見つめる霊夢だが、神綺はそれに構わずにくるりと踵を返す。


0ch BBS 2007-01-24