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1- レス

【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】


[1]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/06/25(月) 03:41:25 ID:???
このスレは東方Projectの主人公・霊夢がお賽銭増加の為の
信仰獲得を目指して、奮闘するスレです。
現在は、幻想郷チームと外来人チームの両方が出場する大会で
優勝することを目標にしています。
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

読者の皆様に引いて頂いたカードや、投票して頂いた選択肢に従い、物語が展開します。
文章を書くのは初めてなのでお見苦しい部分や誤字・脱字等あると思いますが、
皆様のお時間潰しと、森崎板の活性化のお役に立てれば幸いです。
省51

[993]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:18:41 ID:???
希に渡されたもの、それは長さにして15m程もある長い帯だった。

文「腰に巻きつけて結んで下さい。こんな風に」

そう言って、帯の先端の一方を自分の腰に巻きつける文。
不思議に思いながらも、希もそれに習って自分の腰に帯を巻きつける。

希「はい、出来たよ」

文「宜しい。では特訓の内容を説明します。ルールは非常に単純明快。
  鬼ごっこと同じです。私がこの山の中を逃げ回りますから、
  希さんはそれを捕まえようとして下さい。 省42

[994]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:19:46 ID:???
文「では、行きますよ!よーい、ドン!」

ダダダッ!!!

文の合図とともに、妖怪の山全体を舞台にした鬼ごっこが開始される。

希「負けないぞ!」

ダダダッ!

駆け出した文に後れを取らないよう、希もすぐさま追いかける。

希「(さ、流石に速い!)」

文「ほらほら、どうしました、先ほどの威勢は?全く距離が縮まっていないですよ?」

勿論文は手加減をしているが、それでも希は文から離されないだけで精一杯だった。 省16

[995]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:20:51 ID:???
希「うきゃあーーー!?」

急にスピードを上げた文の帯が一気に伸びた為、
それに引っ張られる形で希が地面に引きずられる。
文はそれを見届けると、一旦止まって希の方に近寄る。

希「いつつ……」

文「私との距離が15m以上離れたら、当然帯は引っ張られます。
  そうなると、今みたいになりますよ?ってもう遅かったみたいですね」

希「言うの遅いよ!っていうか明らかに今タイミング狙ってたよね!?」
省36

[996]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:21:53 ID:???
文「では、今日はこれくらいにしておきましょうか」

希「う、うん〜……」

瞬く間に時間は過ぎていき、気が付けば空は茜色に染まりつつあった。
文の言葉と共に、緊張の糸が切れたのか、ばったりとその場に倒れ込む希。
一方の文は汗ひとつ掻いていない。

希「ふぇえ……疲れたぁ〜……。それに、体中が痛いし……」

文「まあ、あれだけ転げまわればそうなるでしょうね」

希「師匠のいじわる!コロコロペース変えるんだもん!」
省38

[997]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:23:02 ID:???
そのまま少しの間休みつつ談笑していた二人だが、不意に希がある事を思いつく。

希「そういえばさ、師匠ってあんなに速いのに、どうして試合だと手加減してるの?」

文「はい?何の事です?」

突然の希の質問にきょとんとする文。希は気にせず言葉を続ける。

希「だってさ、あんな一瞬でパー!って移動出来ちゃうんだったら、
  もっと簡単にドリブルゴールとか狙えるんじゃないかなぁって思って」

文「あ〜、なるほど、そういう事ですか……」
省26

[998]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:24:04 ID:???
文「確かに私は試合中に全力を出してはいません。しかし、手加減をしているというのは少し違います」

希「???」

矛盾するような文の言葉に、希はきょとんと首を傾げる。

文「そうですね……」

少しの間顎に手をやり考え込む文。やがて一つの答えに至ったのか、
希の方を向いてゆっくりと口を開く。

文「これは多かれ少なかれ、恐らく幻想郷でサッカーをしている強い妖怪全員に当てはまると思います。
  例えば……希さんのチームですと、空さんなんかが良い例ですね。 省52

[999]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:25:15 ID:???
文「私のやっている事も同じです。私はスピードにおいては幻想郷最速を自負しておりますが、
  それを全開で使ってしまってはサッカーという競技が成立しません。
  だからこそ、『サッカー』というルールの範囲内で、私は全力を出しているつもりです」

希「う〜、なんだか頭がこんがらがってきた……」

自分の髪を片手でぐしゃぐしゃとやる希に対し、苦笑する文。自分でも上手く説明出来たとは思っていない。

文「まあ、希さんにはまだ少し早かったかもしれないですね。 省58

[1000]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:26:18 ID:???
希「……あの、師匠、どうしたの?」

希に声を掛けられ、思考に耽っていた文はハッとしてぶんぶんと首を振る。

文「(まだ判断するには材料が足りないですね。この考えは保留にしましょう)」

そう、今はそのような事は重要ではない。今考えるべき事は、
この小さくて可愛い弟子をいかに鍛えていくか、という事だ。

文「いえいえ、何でもないですよ。…‥ああ、そうですね。
  もう一つ、試合中にあの速度を出さない理由があります。 省30

[1001]1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


0ch BBS 2007-01-24