※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】


[993]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:18:41 ID:???
希に渡されたもの、それは長さにして15m程もある長い帯だった。

文「腰に巻きつけて結んで下さい。こんな風に」

そう言って、帯の先端の一方を自分の腰に巻きつける文。
不思議に思いながらも、希もそれに習って自分の腰に帯を巻きつける。

希「はい、出来たよ」

文「宜しい。では特訓の内容を説明します。ルールは非常に単純明快。
  鬼ごっこと同じです。私がこの山の中を逃げ回りますから、
  希さんはそれを捕まえようとして下さい。
  私の体の何処でも良いので、触れた時点でこの特訓は終了となります」

希「おお、分かりやすい!……でもこの帯の意味は?」

希と文を繋ぐ一本の帯。その長さはおよそ15m。
鬼ごっこに何故こんな物が必要なのか、希には理解出来ない。

文「それは希さんが私を見失わない為の帯ですよ。何せ、この妖怪の山は広いですからね。
  余りにも私と希さんの距離が離れると、鬼ごっこが成立しません。
  これはその為の措置……いわば、ハンデのようなものと思って下さい」

希「……むっ」

意地悪く言う文の言葉に、希は少しだけ表情を険しくする。
馬鹿にされている、とまではいかないまでも、
明らかに舐められている事が口調から分かるからだ。

希「分かったよ!こんなのなくたって、師匠なんて、すぐに捕まえてやるんだから!」

文「ほほう、それは楽しみですね(最も、この帯の意味はそれだけではありませんけどね。ふふふ……)」


0ch BBS 2007-01-24