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【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】


[998]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:24:04 ID:???
文「確かに私は試合中に全力を出してはいません。しかし、手加減をしているというのは少し違います」

希「???」

矛盾するような文の言葉に、希はきょとんと首を傾げる。

文「そうですね……」

少しの間顎に手をやり考え込む文。やがて一つの答えに至ったのか、
希の方を向いてゆっくりと口を開く。

文「これは多かれ少なかれ、恐らく幻想郷でサッカーをしている強い妖怪全員に当てはまると思います。
  例えば……希さんのチームですと、空さんなんかが良い例ですね。
  彼女の持つ核の力は使い方を誤ればサッカーに使うどころの話ではなくなります。
  もし空さんが全力を出せば、ボールどころか一瞬でフィールドごと消し飛んでしまいますから」

希は知る由もないが、空は八咫烏の力を授かってしばらくは力を全く使いこなす事が出来なかった。
いや、空自身はその力で地上を支配する事を考えていたので、使いこなそうとする気がなかったとも言える。
それが、間接的にお燐に地底の怨霊異変を起こさせるきっかけになった。
今では、そのような危険はほぼ無いと言って良いが。

希「ふわ〜そうだったんだ」

文「その力を『シュートの威力を上げる』という範囲で以下に制御出来るか、
  という事を彼女は行っています。サッカーを始めた当初は何度か制御出来ずに
  体内で暴走していた様子でしたが……。これは決して『手加減』とは言えませんよね?」

希「う〜ん、何となく分かるような、分からないような……」

実際、神奈子や諏訪子の協力もあり、空に内在する八咫烏の力は
サッカーを始める前よりもかなり正確に制御出来るようになっている。
それは、彼女のシュート時におけるその爆発力を見れば分かるだろう。


0ch BBS 2007-01-24