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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[116]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/20(金) 11:19:50 ID:???
イスラス「せえぇぇいやっ!!」
クライフォート「うっ…うわぁっ!!」
ブォン!!
ボールを奪うのではなく転ばそうとするためだけにつけた勢いは余計な力がつきすぎていた。
急停止したイスラスはその衝撃を右腕から左腕へと受け流すようにして身をかがめる。
イスラスの背中の上を一回転しながら吹き飛ぶクライフォートは氷のような表情のイスラスと目があった。
ドシャッ!!
クライフォート「げふっ!ごはっ…!」
シャル「ど、どういうこと?まるで自分から吹っ飛んじゃったみたいに…」
リブタ「なるほど。相手の引っ張る勢いを利用してそのまま背負って投げちゃったんだ!」
三杉「背中を向けて自ら倒れこむことでパワーを受け流す。まるでカルツの『ハリネズミドリブル』のようだな」
受け身が取れず背中を強く打ったクライフォートは激しく咳き込む。
イスラスはボールを拾い上げると倒れるクライフォートの足元へと戻ってくる。
イスラス「俺はな、クライフォート」
クライフォート「……なんだ……」
イスラス「いつも前ばかりを見ていた。チームスポーツというサッカーをしているときも。
後ろのことなんて気にもとめずに、ただひたすら自分の世界だけで走り続けていたんだ」
クライフォート「……」
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0ch BBS 2007-01-24