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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[117]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:21:07 ID:???
イスラス「だがこのままじゃ駄目だと気付かされた。歩調があっていないチームには必ずどこかで綻びが生まれる。
     トータルフットボールという全員が走り、攻め、守ろうとする戦術を行使してもだ」

クライフォート「そんな……それじゃあ俺は、俺達は……オランダは何時まで経っても王者にはなれないとでも言うのか…!」

イスラス「そうじゃない。……俺には目標がある。今は絶対に追いつけなくともいつか追いついてみせると誓った目標がな。
     俺はその目標へ届くために走り続ける。止まること無くどこまでもどこまでも。
     ……だから、お前も俺に追いつきたいなら走ってこい。お前がそうやって足を止めてる間に俺はどこまでも前に進む。
     誰も待ってやくれやしない。夢が欲しけりゃ自分の足で歩み寄って掴み取るしか無いんだからよ」

クライフォート「(…何故俺はこいつに勝てない。俺のやってきたことは間違いだったとでも言うのか?
        相手を妨害し引きずり下ろすことで自分を前に出すのではなく……
        勇気を出し自ら前に歩み出ることでしか本当の夢は掴みとれないとでも……?)」

だがそんなことが出来る人間はほんのひとにぎりだけだということをクライフォートは知っている。
多くの者が必ずどこかで折り合いをつけてしまうのだ。そして言い訳を考え挫折という現実から目をそらす。
相手が悪かった。自分には才能がなかった。どうせ初めから無駄な努力だった。無謀な考えだったんだ。
そうして人は歩みを止めてしまう。これ以上走り続けるのは苦しいから。楽な道を進んで行きたいから。

イスラス「それじゃ何時まで経っても届きやしねぇんだよ、クライフォート。
     ……お前の才能は本物だ。俺が保証してやる。だがその才能を分かってもらうには
     もっと積極的に前に出ていくべきだったんじゃないのか?
     もったいぶってていざとなったら出番がありませんでしたじゃ…あまりにも滑稽すぎるだろ」

クライフォート「フ……そうだな。そうかもしれん。だが誰しもお前のように速く走れるわけではないのだ。
        それこそ亀のように……歩みの鈍いものには一生栄光など輝かない……」


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0ch BBS 2007-01-24