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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[23]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 22:47:46 ID:???
森崎「(俺は若林の堂々としたセービングに魅せられ、大嫌いだったGKというポジションに憧れるようになった)」

若林「(俺は森崎の絶対に諦めない精神に感銘を受けて、気に入らないと途中で投げ出す根性の無さを克服した)」

シュナイダー「(俺は複数で襲いかかったにも関わらず返り討ちにされた若林にいつか借りを返すべく反骨心を磨きあげた)」

性格も思想も才能も何もかも違う三者三様の人間。だが、不思議な事に彼らはこうして何かしらの繋がりを持っていた。
それはただの思いこみかもしれない。彼らが出会わなくても何か別の機会があれば乗り越えられる程度の障害だったかもしれない。
だがこうして彼らはどこかで繋がっていたからこそ成長できた。その繋がりは決して清いものだけではなかった。
それでも繋がり続けていれば分かり合える日はきっとやってくる。互いに絆を断ち切ることをしようとしない限りは。

シュナイダー「(……なんだか俺の繋がりだけ情けないというか惨めというか……まぁ、これもひとつの絆のかたちといえるのか)」

すでに過去のことだ。今ではあの集団リンチ事件も、若林は笑い話として片付けてしまっている。
森崎の場合でもそうだ。自分の価値を見出すための子供同士の意地の張り合いが少し延長してしまっただけだと割り切っている。
そして今。彼らは自分の目の前で相変わらずの態度で張り合ってはいるが、先ほどまであった重苦しさは消えていた。

あの頃にはもう戻れない。でも、あの頃の日々は決して色あせること無く今の自分たちを輝かせている。
そう願わずにはいられなくなるほどに、シュナイダーは森崎と若林が眩しく思えた。
それはまるで沢山の星々が燦々と光を放つがごとく。今自分たちに迫り来る闇を払ってくれると思えるくらいに。



森崎「じゃあ、俺はちょっとシェスターたちの様子を見に行ってくるよ」

森崎がシュナイダーに対して大きく手を振り、若林に対して軽く手を振って談話室を後にしてから数分後。

シュナイダー「……本当に、もうアイツに託すしかないのか若林」

若林「ああ。少なくとも以前の力を取り戻したいというならば、な。だが、方法が全くないというわけじゃない」


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0ch BBS 2007-01-24