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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[24]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 22:49:03 ID:???
シュナイダー「あのカシムという青年の話だな。今の森崎の肉体と精神は『星のかけら』により構築された不完全なものだと」

若林「ああ。ワールドユース大会後、俺はカシムと一緒に気を失っていた森崎と、
   奴の体を引き裂き、大量の宝石のような何かを抱えて逃げようとするあいつソックリの男を見た」

シュナイダー「……まったく。シェスターが泣いて喜びそうなスペクタクル・シーンだな」

若林「カシムは弓で、俺は自慢のケンカ殺法でそのソックリ野郎を部屋の隅に追い詰めた。
   奴の仲間らしき黒いローブの老人に邪魔されて逃しちまったが、奪われそうになった『かけら』はある程度取り戻したんだ」

シュナイダー「それが『これ』か」

宝石の目利きが出来る人間ならば、値打ちもののサファイアと見まごうほどに青い光を放つ小さな輝石。
シュナイダーの掌で光を放つそれは、握り締めるたびに何か力を感じる不思議な感覚を与えてくれた。

若林「お前の中にある記憶の違和感の謎。それは実は俺の中にもあることは前にも言ったよな」

シュナイダー「ああ。森崎はお前のことを『さん』付けで呼ぶほどに慕っていた人間だと。…にわかには信じられんが」

若林「俺自身もそうだよ。あれだけ雑草という言葉が似合うような反骨心の塊が俺のことをさんづけするだなんて。
   ……でも、確かに頭の何処かにそんな記憶がこびりついてんだ。そしてその記憶はこのかけらを握り締めるたびに鮮明に思い出される」

シュナイダー「いずれにしろ、カシムがいる世界…アカネイア大陸といったか。
       俺も一度見てみたいな。そしてあの特別試合に見せた炎のシュートを撃つ男と戦ってみたい」

若林「俺も奴にはリベンジを果たしたいぜ。俺の伝説にぽっかりと空いた穴を埋めるためにもよ。
   この記憶の食い違いの謎を調べるためにも、今は機会を待とう。いずれお前のところにも『あの人』から案内が来ると思う」

シュナイダー「モロドフ氏か。日本サッカー協会に席を置いているらしいが、彼の正体も気になるな」


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0ch BBS 2007-01-24