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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[373]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/03(金) 02:26:28 ID:???
クリス「ラング…?トーマスさん、ラングという名前に心当たりはありますか?」
トーマス「ああ。アカネイア人に奴の名前を知らないやつなんかいやしねぇよ。
アカネイア五大貴族と呼ばれるアドリア家の侯爵。それがラングさ。
前大戦じゃ早々と領民を見捨てて逃げ出し裏切りやがった最低最悪の腰抜け野郎だよ。
だが、森崎……じゃなくてラムカーネだったな。何故か奴に気に入られたのか
あっという間に権力を取り戻し、気が付けば他国の管理を任される程にまで成り上がっていやがった」
私利私欲のために民衆のことなどどうとでも思わない。そんな人間を重役に就かせるラムカーネ。
彼の行動に怒りと、そして過去の自分に対する何とも言えない苛立ちを抑えつつ森崎は山賊の話を聞く。
森崎「ラング。そいつがお前たちを弾圧し、グルニアを好き放題に蹂躙してるっていうのか?」
山賊「ああ、そうさ。ロレンス様は密かに落ち延びさせていた王家の子らを呼び戻し
グルニアの復興は緩やかだが、確実に行われようとしていたんだ。それを…!それを奴は、皇帝は!」
グルニアはアカネイアに次ぐ軍事力を誇る大国である。だからこそ余計な力を蓄えさせまいと
カダインに留学していたグルニアの後継者であるユベロ王子、ユミナ王女を引き離させようと画策したのだ。
マルス「ユベロ王子にユミナ王女。その二人は無事なのか?」
山賊「無事も何も……反乱軍のリーダーであるロレンス様がお守りしているはずだ。
ラングは王子を探すためにロレンス様を追放したんだ。
うう…頼む、頼むよアリティアの方々。もうグルニアの民たちは限界だ。
こんな山賊みたいなことをするのはもう辞める。だからお願いだ!
俺達の国を救ってくれ!そしてロレンス様を助けてやってくれ〜!!」
アカネイアはアリティアにとって父なる国。命じられたことには絶対に従うのが習わしだった。
だが、この悲惨な現状を目の当たりにしてまでその習わしにいったいどんな意味があるというのだろう。
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0ch BBS 2007-01-24