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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[466]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/05(日) 20:15:08 ID:???
ルーク「はは、お前もさっきの子どもとあんまり変わらないけどな。全然騎士としての貫禄が無いっての」

ライアン「む〜っ…。兄さんも昔から気にしてたんですけど、僕達の家系って童顔になっちゃうみたいなんですよね…。
     ドーガさんやアラン隊長のような迫力ある騎士になるためにはどうすればいいのでしょうか?」

アラン「まずは焦らず経験を積むことだな。貫禄など後でいくらでもついてくるはずだ。……次はこの家だな。失礼する」

ガタガタに傾いた扉を壊さないように開けたアランたちを迎えたのは年老いた女とまだ年端も行かない子供だった。

村人「おお…どうかこの子だけは許してくだされアカネイアのお役人様。
   この子はまだ10才になったばかり…どうかお許しを……」

子供「おばーちゃん……わたし、こわいよう……」

どうやらアランたちをラングの部下か何かと勘違いしているようだ。
怯えた目で見上げてくる子供を怖がらせない様に、ドーガは愛嬌のある顔で応える。

ドーガ「いえ、我々はアリティア騎士団の者です。私たちは戦うためにきたのではありません」

ルーク「ばーさん、なにか必要な物があったら遠慮無く言ってくれよ。
    ほら、お嬢ちゃんには焼き菓子があるぞー。
    このカラメルソースがたっぷりのっかったパンなんか俺様のオススメだぜ」

子供「う……」

ライアン「怖がらないで。ほら、こっちのも美味しいよ。はい」

自分とそんなに背丈が変わらない、よく見ればちょっと大人っぽい子供に甘いパンを手渡すライアン。
子供は老人の顔とパンをちらちらと見比べた後、恐る恐る受け取り口をつけていく。

老人「おお……噂には聞いておりましたがあなた方がかのアカネイア同盟軍を率いていたアリティアの方々でしたか」


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0ch BBS 2007-01-24