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1- レス

【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[541]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/08(水) 23:10:03 ID:???
現状に納得がいかず、されどそれを覆す方法が見つからずに苦心する森崎たちの間に割って入ってきたのは
今回アリティア軍の援軍の要請を求め、そしてグルニア占領軍の司令官でもある
アカネイア五大貴族アドリア家侯爵ことラング将軍だった。
慌ててトーマスは森崎の姿を隠すように動き、こっそりと耳打ちをしてくる。

森崎「(なんだこの小太りの見るからにだらしのない貴族を表したようなオッサンは)」

トーマス「(さっきも言っただろ。こいつが今回の遠征の元凶のラングさ。
     まあ話半分に適当に聞き流しておけ。無駄に耳を傾けて神経すり減らすのも癪だろ?)」

ラング「マルス殿。周辺を荒らす山賊どもを片付けたことは褒めておこう。
    しかし、未だ反乱軍の砦を落としきれていないというのはどういうことですかな?
    まあよい。とにかく一刻も早く反乱軍の首謀者であるロレンスを殺し、
    ヤツが匿っているグルニア王家の子供たちを捕らえよ。
    我らはその間に反乱に参加した者どもの家族を皆殺しにし、村を焼き払う」

マルス「馬鹿な!何もそこまでしなくとも!」

先ほどの会議の後のこともあり、マルスは感情的に声を荒げてしまう。
普段温厚な人ほど、怒りに身を震わす姿は恐ろしく見えてしまうもの。
ラングは無駄に大きな身体をビクリと揺らし、後退りしながら負けじと大声をだす。

ラング「ば、馬鹿とはなんだ!貴公は儂の命令に従って働けば良いのだ!
    それとも、アリティアもまた我がアカネイアに逆らって反乱でも起こすというのか!」

つい先程まで、そうなってもおかしくなかった空気に触れていた森崎たちは思わず肯定の返事を返しそうになってしまう。
それだけこのラングという男の態度に、アリティア騎士団の面々は腸を煮えくり返らせているのだ。

ラング「マルス殿、のぼせ上がっては困る。我が帝国の力を持ってすれば、お主などいつでも叩き潰せることを忘れるな!」


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0ch BBS 2007-01-24