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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】


[546]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/09(木) 00:11:08 ID:???
オグマ「分かった…。お二人は俺が命に代えてもお守りしよう。
    一度失った命だが、お二人を守るに値する価値は、まだ残っていると思うんでな」

ロレンス「オグマ殿。お主に謙遜は似合わぬよ。大陸一の剣闘士の腕を信用しての頼みごとなのだから。
     ……さあ、ユベロ王子、ユミナ王女。あなた達はオグマ殿と共に脱出するのです」

ユミナ「いや!わたしは行かないわ。逃げるならロレンスも一緒よ」

砦の裏手口の方を力なく指差し、脱出を促そうとするロレンス。
そして彼がここまでボロボロになってまで自分を守ろうとしたことへの
腹立たしさと申し訳なさを感情に乗せてユミナは爆発させる。

ロレンス「ユミナ姫…。残念だが私は逃げられぬ。傷ついたこの体ではもはや歩くことさえままならぬのだ。
     だから私のことはきにせずお二人だけで逃げられよ」

ユミナ「わたしたちを守るためにそんなヒドイ怪我をしたのに…。
    どうしてあなただけを置いて逃げられると言うの!
    わたしは、絶対行かない。ロレンスの側を離れないわ!!」

ユベロ「ぼ、僕も……ロレンスと、ユミナと一緒にいる……」

まだあどけない表情が残る少年は怯えながら姉の言葉に続く。しかし王家の血筋を色濃く受け継ぐその瞳の意思は固かった。

オグマ「どうするのだ将軍。あまり時間は残されてはいない」

ロレンス「うむ…困った。ユミナ様は一度言われたら聞かぬ方。ユベロ王子もまたしかり…」

オグマ「ならば、俺は俺のできる事で力になろう。ラングを探しだして奴を殺る…。俺のこの剣で奴を葬ってやろう」

グルニアの統治を任されていたロレンスを追放し、我が物顔でグルニアの民たちを蹂躙してきたラング。
奴だけは許せない。ようやく芽吹き始めた平和の苗木を平気でへし折ろうとした奴だけは。


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0ch BBS 2007-01-24