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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[562]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/10(金) 13:29:24 ID:???
民たちの不満は爆発し、ついにはアカネイア軍への反乱が勃発してしまう。
だが、それこそが森崎の狙いであり、彼の狡猾な策略の第一歩だったのだ。
ロレンス「(グルニアの反乱という格好の理由に付け込み、アカネイアの兵たちは徹底的に領土の侵略を開始した。
……挑発に乗ってしまった我らが愚かだとは言い切れぬほどに、奴らはグルニアを蹂躙し続けた……)」
悪逆非道とはまさにこのことだろう。全てはあの『森崎有三』という男の掌の上で自分たちは踊らされていたのだ。
もはや後戻りすることは出来ない。せめて、この錆つき色あせた銀の槍をあの男の喉元へと突きつけてやりたい。
幸か不幸か。全ては定められた運命だったのか。その瞬間は思わぬ形でロレンスの目の前に現れた。
戦士B「ロレンス将軍、帝国軍が現れました!あ、あれは…あの旗印は…!?」
ロレンスの目に飛び込んできたのはかつて共に戦った戦友、マルス王子。
そしてその傍らに佇んでいるアカネイア皇帝こと森崎有三の姿だった。
ロレンス「な…なにィ…!?お、お前たちは……アリティア軍!アリティア軍なのか…!
フ…フフ……フハハハハッ!そうか、アリティアまで我が民を…
グルニアを苦しめるというのか!フアッハッハッハッハ!」
ガチャッ!グオオッ!ズシィィィン!!
まだ彼らは此方の動きに気づいていない。今突撃をかければ不意を衝ける絶好のチャンスだ。
傷だらけの老将軍は勢い良く立ち上がると、装甲が剥がれ凹んだ鎧を引きずりながらもしっかりと歩き出す。
戦士A「ロ、ロレンス将軍!?その体では…!」
ロレンス「この程度の傷、そなたたちが負った心の傷に比べればかすり傷同然!」
戦士B「お待ちください将軍!我々も行きます!」
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0ch BBS 2007-01-24