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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[632]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/20(月) 03:30:27 ID:???
森崎「俺は…本物の俺は、いったい何をしたかったんだ?俺は…森崎有三は、何を望み、何を願っていたんだ……」
分からない。自分が何者かさえもわからない。何をしたいのかさえわからない。
選択を迫られ、選び、そして時にはやり直し。そうして生きてきただけなのに。
ラムカーネという目を背けたくなる過去の自分という存在に、森崎の精神は声にならない悲鳴を上げる。
マルス「……森崎。ロレンス将軍は言った。人は変わるものだと。そして森崎は変わってしまったと。
それはつまり以前の森崎のことを信頼していたことにはならないか」
森崎「以前の……俺?」
力なくうつむき、震える森崎の肩を掴みマルスは語る。ロレンスとの最後の会話を。
彼がマルスを介して、森崎に何をして欲しかったのかを伝えるために。
マルス「僕は君の過去のことを全て知っているわけじゃない。
だから今のラムカーネの暴挙が君の過去を映し出しているのか確信は持てない。
でも。僕は今の君のことをとても信頼しているし、誇れる友人とも思っている。
過去の君がどれだけ残忍だったろうとしても、それは変わらない事実だ」
森崎「……」
マルス「君は変わった。そしてこれからも変わることが出来る。
過去の犯した罪に苦しんでいるというのならそれは償えばいい。
少しずつでもやり直していけばいい。そう、リセットするんだ」
森崎「リセット……だ、だが、それは過去を無かったことにして現実から目をそらす、逃げじゃないのか?」
マルス「違う!過去を無かった事になんか出来るわけがない。でも、過去の失敗や後悔を振り返り、
それを正すように努力することは誰にでもできる。そうして人は、僕たちは歴史を積み重ねてきたんじゃないのか?」
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0ch BBS 2007-01-24