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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[633]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/20(月) 03:32:10 ID:???
そう、これは過去の失敗を糧にし、未来の成功へと繋げる戦いだ。
あのガトーの館で出会った志半ばで倒れた過去の自分たちは笑っていた。お前に託すと。俺達の夢を、希望を。
アイツらの期待までも裏切るのか。こんなところで立ち止まるわけにはいかない。
この小さな体には、自分だけじゃない。過去を生きてきた多くの人達の願いが込められているのだから。
マルス「取り返しの付かないことだってある。償えないこともあるだろう。
だからそれを乗り越えるために、僕は君に力を貸す。共に戦おう。
いつか、いつの日か君が過去を、ラムカーネという存在を本当の意味で乗り越えるために」
森崎「マルス……うっ……うう……くぅ…………」
ロレンスを救うことの出来なかった無力な自分たちを、森崎たちは後悔する。
だが彼は最後に託した。グルニアの未来を。ならばそれを叶えることこそが自分たちの使命のはず。
森崎たちは彼の夢を叶えるために砦を制圧する。
だが、過去に森崎が多くの『夢』を壊してきたように、この『夢』を壊そうとする者もまた存在するのである。
マルス「君たちが、グルニアのユベロ王子とユミナ王女…」
ユベロ「うっうっ…ロレンス…死んじゃった。ぼくたちはどうすればいいの…」
ユミナ「けだもの!!近寄らないで!それ以上近寄ればわたしたちも死にます!!」
マルス「違うんだ、僕たちは……」
森崎「…無理もないさ。俺達は奪ったんだ、この子たちの大切な存在を。嫌われても文句は言えない…」
ロレンスの遺言通り彼女たちの保護をしようとする森崎たちだったが、頑なにその場を動こうとしない。
無理やり引き剥がそうとして舌を噛まれでもしたらそれこそ本末転倒である。
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0ch BBS 2007-01-24