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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[634]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/20(月) 03:33:26 ID:???
困り果てていたところに現れたのは、北の砦で別れたはずのアカネイア占領軍のラングだった。
怒りで我を忘れそうになるのを堪えつつ、森崎は顔を認識されないようにして身を潜める。
ラング「ほお…マルス殿、やっと反逆者どもを捕らえたのですな」
マルス「ラング将軍!待ってくれ。この子たちに罪はない。僕に任せてくれないか」
ここでアカネイア軍に彼女たちを奪われてしまえば間違い無く命はない。
反逆者として残酷な見せしめにされることは容易に想像できる。
だが、アリティアの王族の願いなど聞く耳持たぬと一蹴するかのようにラングは吐き捨てるように言う。
ラング「そうはいかぬな。捕虜どもは儂の城へ連れていく。それより王子、貴公にはマケドニアへ行ってもらわねばならぬ。
マケドニアで軍の反乱が起きて、ミネルバ王女が囚われたらしい」
マルス「なに…!マケドニアが!?」
森崎「(ミネルバ王女が囚われただと?だ、大丈夫なのか…!?)」
前大戦においてドルーアの同盟国としてアカネイア同盟軍と敵対していたマケドニア王国。
しかしミネルバ王女とマリア王女がアカネイア同盟軍に加担したことで国は大きく2つに分かれていた。
それは戦が終わった後でも遺恨のように残っており、小規模ではあったが反乱騒ぎは何度も起こっていた。
ラング「前王ミシェイルの一派が度々反乱を起こしていたことは王子も知っているだろう?
まったく、これだから山奥の田舎国は困る。まるで統一性がなっておらん。がっはっは」
マルス「わかった、ラング将軍。ミネルバ王女は前大戦で大陸の平和のためにと手を取り合った仲だ。
彼女を助けるためならばすぐにでも軍をマケドニアへと向かわせよう。
だが、その子供たちは……僕に預からせてくれ。頼む」
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0ch BBS 2007-01-24