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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[743]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/08/24(金) 12:19:30 ID:???
ロディ「…セシルか。今ちょっと手が放せないのだが」
セシル「いいからちょっとこっちに来なさい!」
声の節々から明らかに怒っているのが見て取れる。だが、彼女を怒らせるようなことをした覚えがないロディは首を傾げる。
人気のない場所までロディをズルズルと引きずった後、セシルは不機嫌そうに大きな鉢巻で整えた赤い髪を掻き上げながら声をあげる。
セシル「……さっきの軍議のことなんだけど。アンタさ、アタシに椅子を譲ろうとしたわよね」
ロディ「ああ、そのことか。立ちっぱなしで軍議に参加するのはきついだろう。
従騎士時代もジェイガン様の話は長いことで有名だったじゃないか」
セシル「そうそう、中には貧血で倒れた子もいるって……ってはぐらかさないで!
前々から言おうと思っていたんだけど、そういった余計な気遣いはやめて。
アタシのことは男だと思って接してちょうだい」
鼻息あらく、堂々と言い放つ姿は彼女が言うように男らしいものが感じられる。
だが、ロディは再び首を傾げると普段と同じように冷静な口調で切り返す。
ロディ「…私も前々から思っていたのだが、それは無理があるんじゃないか?」
セシル「どうしてよ。簡単でしょう?」
ロディ「男のように接しろと言われてもセシルが女性なのは事実だ。
私が座ったままで、セシルを立たせておくのは忍びなく思うんだよ」
セシル「だーかーらー!そういった気遣いが要らないって言ってんの!
軍議の間立っているくらいでどうにかなるほどアタシの足はヤワじゃないわ!」
若さ溢れる健康的な生足をこれまた男らしくパシーンと叩いて自己主張するセシル。
男らしいを通り越して爺むささを感じたロディは困ったように頭を振ってため息をつく。
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0ch BBS 2007-01-24