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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[97]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/07/19(木) 11:40:16 ID:???
ギャルンッ!
トップスピンの回転が若林の被っている帽子をふわりと舞い上がらせる。
そしてその帽子は森崎の判断力を一瞬停止させる『ブラインド』となった。
森崎「あ、ああっ!!」
バサァッ!!
若林「ぐっ…うぅ…は、入ったのか……?それとも外しちまったのか……?」
カルツ「ゲ、ゲンさん!しっかりしろ〜〜〜っ!!」
額からは溢れる血が目に入ったせいなのか、周囲の景色がぼんやりしている。
ああ、なんてこった。ただでさえ右手の拳を潰しているのに。
どうしてこうも昔から身体は頑丈なはずなのに怪我をしやすい体質は治らないのかね。
森崎「わ、若林…!?」
若林は赤色に染まる視界の中で、自分の中の『光』が急速に失われているのが分かった。
さっきのあまりの光の眩しさのせいかな。なぁに、すぐに治るさこんな傷。
故意じゃなかったんだろ?だったら何も気にすることなんかありゃしない。
お前や俺が中山にしてしまったことはたとえ故意じゃなかろうとも簡単に償えるようなことじゃないかもしれないが。
それでも俺達がこうして仲直りできたんだ。お前と中山なら何も難しいことなんかないさ。
若林「ただ無邪気にサッカーボールだけを追いかけていたあの黄金の日々。
俺たちはもうあの頃には戻れない。楽しいだけのサッカーはもうできない
それでも俺は言える。今でも俺は……サッカーが大好きだ!!」
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0ch BBS 2007-01-24