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1- レス

【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[771]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/27(木) 19:37:37 ID:???
「お前はついていかなかったのか?」
「女の子、ついうっかり始末しちゃったら隊長の君に迷惑かかるけど……構わなかったかい?」

さらりとした、回答だった。
感情の起伏は、やはり薄い。
しかし、その言葉の意味はどこまでも重く、粘ついたものである。

『うわあ……』
「……」
「……」

溜息ともつかぬ声を漏らしたピコが、逃げるように屋内鍛錬場の高い天井の隅まで舞い上がる。
羽を持たぬ森崎は、ただ沈黙するより他になかった。

「……そ、そうか」

暫しの後、かろうじてそれだけを口にする森崎。

「……」
「……」

手持ち無沙汰であった。
普段はネイを挟んでいたために意識することはなかったが、二人きりになると
見事に話題が続かない。

『ねえ〜』

と、遠くから相方の声。
目線だけを動かすと、ピコが何やら身振りでジェトーリオの方を指している。

『せっかくの機会だし、普段は聞きにくいことでも聞いてみれば〜?』
(ぬ、そうだな……)


0ch BBS 2007-01-24